スタッフのモチベーションは三段階で発達していく
モチベーションには3つの段階がある
働く人のモチベーションはロケットの燃料に似ている、そう思います。
どういうことかと言うと、ロケットの燃料って、段階式になっていますよね?
地上から飛び立つ第1燃料があり、それを捨て第2燃料に切り替わる…働く人のモチベーションも同じだと思うのです。
しかも、その切り替えをリーダーが行うのではなく、気付いたら切り替わっていた、そんな状態が理想だと思うのです。
どんな段階があるのか? どの様に切り替わっていくのか?…今日の記事ではそんな事を考えたいと思います。
3段階のモチベーションとは…
1、パーソナルな欲求
2、関係性の欲求
3、社会的使命感の欲求
この順で切り替えながら発達していくと考えています。
このことを僕に教えてくれたのは、滋賀県にある行動科学研究所の岩田洋治先生です。
パーソナルとは、賃金を増やしたい、休日を増やしたいと言った、個で完結する欲求です。
これらの欲求は物理的なものが多く、数値で表せることが多いです。
分かりやすい欲求ですよね。
この欲求が「第1燃料」です。
僕が企業研修にお邪魔した歳に、社員さんの望みを聞くと多くの方がこうした欲求を挙げます。
これが満たされていないのに、リーダーがいくら「社会のために」と言っても、自分事になるのは難しいと思います。
労働条件の改善、これを、たくらみ屋では一番最初に提案します。
同時に、賃金制度を整備し、業績向上が賃金に連動する仕組みも欠かせません。
まずは第1燃料に点火するわけです。
モチベーション燃料を切り替えていく
僕の経験から、第1燃料は持って3週間位だと思います。
意外とすぐに枯渇しちゃうんだよね…
そこで第2燃料…関係性の欲求に切り替える必要があります。
僕は23年間、新聞販売店を経営してきました。(今は社員に譲りました)
新聞店の基本は配達にありますが、これは、多くの人にとって決して楽しい仕事ではありせん。
しかし、そんな業務でも、共通の目標…例えば、クレームゼロと言った全体目標を持ち、それを「みんなで」やると愉しくなるのです。
「楽しくない業務が愉しくなる」
人類は、これまで幾多の試練を共創・協働で乗り越えてきました。
きっと、遺伝子にその情報が刻まれていて、共創すると愉しさを感じるように出来ているのだと思います。
つい数週間前まで第1燃料でスタートしたのに、気付くと「共創の愉しさ」という第2燃料に切り替わると思います。
そのためには「全員で力を合わないと達成できない目標」が必要です。
さて、この先は第3燃料…ちょと大げさに言うと「社会的使命感」の欲求です。
この感覚は「やらされ」では絶対に到達しないでしょう。
共創する中で、スタッフ個々が自分の役割を持つようになります。花形から縁の下の力持ちまで、様々な役を担うようになります。
本当にそうなるの?と思われるかもしれませんが、「全員で力を合わないと達成できない目標」を持った時はこうなるのです。
逆に、力を合わせなくても達成できる目標だと共創なんて必要ありません。
この時の感覚を、当時、スタッフに聞いたら「自分が活きている」「全体の中で活かされている」と言っていました。
使命、ミッションの感覚です。
この時の燃料は天から供給されていると思うほど、無理なく継続します。
そして、この段階に入った時に、第1燃料の点火に使った欲求…物理的な欲求が、結果的に手にすることができるように感じています。
これがモチベーションの三段活用です。
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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