地域密着型の商売にとって、この潮流は大チャンスである

おはようございます。

一昨日、諏訪市で行われた「タウンミーティング」で前座をさせていただきました。
15分の枠で話したのですが、お伝えしたことは「自分に出来ることをしよう」ということ。

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地域づくりは、もはや行政に依存していてはダメという時代ですが、地域密着型の商売をしている方は、どの地域でも立ち上がろうとしている「ある潮流」を知っていた方がいい。
ビジネスモデルがまったく違うものに進化する可能性を秘めているという話です。

時代は一極集中から小規模分散へ

近所のオジサンに聞いた話ですが、まだ水道などのインフラが整備される前、どんな町でも住民が主体となり自分たちの問題を解決していたそうです。
道が悪ければ、それを得意とする人が整備したりって具合にね。
それが時代とともに一極集中で行政サービスが行われるようになりました。
非常に効率的で合理的な優れたシステムです。
だから、全国どの町でも同じように整備された風景が見られるようになり、生活水準は飛躍的に向上しました。

「効率的で合理的」というのは、当時、地域住民が思う課題は、金持ちもそうでない人も衛生的で安全な生活を送れることでした。
課題がシンプルなので、トップダウンで解決するのがベストだったということです。
それが満たされると「望み」は高度になりますし、色んな望みが出てきます。
多様化する。
もともと、行政は一極集中型の管理体制を行うために組織されていますので、そういう多様な要望に応えることは苦手なのです。
それでもがんばってくれましたが、それも限界にきています。

そこで立ち上がったのが「住民主体の課題解決」です。
住民の中には企業も含まれますし、行政は積極的に参加して欲しいと思っています。

新しい地域の中に小さな会社が歓迎されるポジションがある

タウンミーティングでは、「ワールドカフェ」という手法を使い、自由に課題解決のためのアイデアを出していきます。
何の制約もない状態で自由に発想するので、ブレークスルーを起こす斬新なアイデアが出るんですが、大きなポイントは、出たアイデアが面白すぎて実際に行動してみたくなることです。
すごいでしょ?

僕は、地域密着型の商売をしている方は、是非、タウンミーティングに出た方がいいと考えています。
「あ、この課題、ウチなら何とかできる」
「この人たちとコラボすれば、広がりそう」
商売のメシのタネの宝庫なんです(笑)

インフラが整備されていなかった時代はモノもありませんでした。
だから商売は、モノを効率よく市場に供給することが大命題でした。
ところが、その命題は一極集中の論理が得意とするところだから、大手がやってきて小さなお店は苦境に立たされたわけです。

それが再び、小規模分散の時代になった。

これはチャンスです、とてつもないチャンスです。

考え方はこう。
地域の人たちが「買い手」ではなく、「同志」になる。
パラダイムシフトですよね。

今までは、広告などで自社のサービスを告知していたのが、同志のネットワークで広がっていきます。
しかも、そこには最初から信頼がついてくる。

僕は、商売の本質はモノを売ることではなく、人の幸せを創造することだと考えています。
幸せになるための手段として商品・サービスがあるという関係です。

どんな幸せを望んでいるのか?
多様化が進み、一括管理できない領域に、あなたのポジションがあるはずです。

本当にチャンスだと思います。

それでは今日も素敵な1日を。
また明日。