「チームで」取り組む課題目標を設定することでモチベーションはUPする

部下に高いモチベーションを持ってもらうために、リーダーができることは何だろうか?
昨日の記事に引き続き考えたいと思います。
第一話はコチラから!
「社員のヤル気の低さに悩んだ時は、まずは利害が一致しているかを確認する」

今日のテーマは、人間(ホモサピエンス)の基本的な性質を活用した方法です。

第一話の記事の冒頭で、言語の習得の話をしましたが、考えてみると母語の習得ってすごいことだと思います。
僕なんか、中学から大学まで10年間も英語を学んだのに喋れませんからね。
それが母語(日本語)の場合、保育園入園前にある程度マスターしたのだから。
しかも只で。

47年も前の話で記憶にありませんが、僕が赤ん坊の頃、家族が楽しそうに会話しているのを見て、自分も加わりたいと思ったのでしょう。
だから誰に命令されなくても母語を習得したのだと思います。
他人がご褒美をくれるわけでもない、完全に内発的な動機で習得したわけです。

同じことが職場でも当てはまると考えています。
以前から、チームで楽しそうに仕事をしている職場で人が育つと感じていました。
ホモサピエンスは関係性の生き物ですから、協働を楽しいと感じるように出来ているのだと思います。

だから、仕事の進め方が「チームとして課題に取り組み、助け合い学び合いながら仕事をする」…これがホモサピエンス的に正解だと思うのです。

よく、チーム目標は上司だけが持っていて、部下には細分化された個別の目標を与えるケースがありますが、あまり人間の理に適っていないと思います。

時代は競争から共創に移り変わっていると言われます。
共創しないと解決できない課題に直面しているからだと思います。
工業化社会ではモノを大量に作り大量にさばくことで成長しましたが、成熟社会になると生活者の欲求は高度かつ抽象的になり、より知恵が求められるようになりました。
知恵は複数の人間による創発(ワイガヤ)で生まれやすいです。

そしてワイガヤは楽しい。
楽しいからよりアイデアが生まれる。

ホモサピエンスの基本機能である共創が起きる環境…「チームで」取り組む課題目標を設定することが部下のモチベーションUPに欠かせないと考えるのです。

明日は3回シリーズ最終、「大いなる勘違い」がモチベーションを向上させる、です。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


【現在受付中のセミナー】

■年に1回のみ開催!実際に指示ゼロ経営になる瞬間を「見て」「学ぶ」特別セミナー!
30人の集団、4チームが変容する場面を見て自社にできることを考えるセミナーです。
4/24(水) 長野県辰野町開催

■指示ゼロ経営書籍 出版記念講演
全国各地で開催!「リーダーが『何もしない』とうまくいく」出版記念講演
3/2(土)諏訪市(終了)
3/30(土)岩手県一関市(残席7)
4/13(土)大坂(キャンセル待ち)
4/20(土)東京

■痛い失敗事例満載!指示ゼロ経営 出版記念 特別セッション
4/14(日)京都

各セミナーの詳細は下のバナーをクリック!