知識社会を切り開く「異脳」と呼ばれる人たちとは?
おはようございます。
先日、愛車のBMWが故障して、しばらく母のクルマ(トヨタのビッツ)を借りて乗っていました。
すごく優秀ですよね?トヨタ車って。
頑丈だし、インターフェースが良いから操作がしやすい。
すごく真面目に作ったクルマだということが分かります。
世界中の企業がお手本にするわけですよね。
オーバーヒートをしてしまいました(泣)
そんなトヨタですが、若者のクルマ離れに強い危機感を抱いているという記事を読んだことがあります。
若者曰く、「なんか面白いクルマがない」とのこと。
その訳のわからない理由を探ると、どうも優秀で便利なだけじゃダメという結論に達しました。トヨタのすごいところは、出しゃばらない無個性なサラリーマンを象徴する営業車も作れますが、「86」のような遊び満載のクルマも作れることろだと思います。
ソニーは僕が好きだった企業の1つです。
「時代についていく」ではなく「時代がついてくる」発想で、生活者が驚くような製品を世に出しました。
強気でかっこよかった。でも、今は悪い意味で真面目な会社になってしまいました。
納得するものではなく、人を魅了するものを創造できる人って、変態的なクリエイティブを持っています。
1990年代後半にスティーブ・ジョブズがアップルに復帰した当時、「Think Different」というコピーが使われましたが、ジョブズは頑張って「Different」になろうとしているわけじゃないのだと思いました。
自分でも無自覚のうちにDifferentだった。
多分、常識を重んじる人からは煙たがられたと思います(笑)
そういう人を「異脳」と呼ぶそうです。
天才的な領域を持つ人ですが、常識から外れているため肩身の狭い思いをしています。
「自分は変わっている」と自慢をする人がいますが、本当にDifferentな人は本人にその自覚がなく、人知れず悩んでいるものです。
エジソンは「1+1=2」ということがどうしても納得できなかったそうです。
「2つの粘土を1つにしたら、1つじゃないか」
真剣にそう考えていたそうです。
異脳ですね。
「東大先端科学技術研究センター」という研究・教育機関があります。
そこでは全国の異脳たち、通常の学校生活に馴染めずに不登校になっているような天才たちを集め、特別な教育を行っています。
「Think Different」と呼びかけなくても、最初からDifferentなやつらに、これからの知識社会を切り開いてほしいという願いで立ち上げたプロジェクトだそうです。
時代は均質化、画一化の時代が終わり、再び個性を求めていると、僕は感じています。
異脳とまではいかなくても、変わった人材が活躍できる企業にしていくことは非常に重要なことだと思います。
そういう人が、一定の割合でいる会社は創造性の時代に活躍します。
ビッツは人で言えば、「いい人」
そういう人材だけで固めたら面白い創造はできないと思います。
ビッツやプリウスの中に、フェラーリやアルファロメオがいる会社が理想だと思います(笑)
調整が大変そうですが…
あ、BMW、直って返ってきましたよ。
やっぱトヨタ車よりもやんちゃでいいよね。
それでは今日も素敵な1日を!
また明日。