自分が信じる道を勇気を持って第一歩を踏み出し、もし失敗しても直してまた進む
僕の世界が大きく広がった、一番最初の体験は自転車に乗れるようになった時でした。
「どこにでも行ける」…それこそ世界中、どこにでも行けるような気がしてすごくワクワク、ドキドキしたのを今でも覚えています。
最初は怖かったけど、勇気を振り絞って一歩前に出たらそこにはまったく違う世界が広がった。
僕は今、46歳だけど…だからこそこの感覚を忘れずに行動したいと思っています。
人前でしゃべった事のない彼が講師になった理由
以前に、ネットでこんなものを見つけました。
「したい人、1000人」
「始める人、100人」
「続ける人、1人」
うん、本当にそうだと思いました。
ある方からは、成果=「決断」✕「行動量」✕「改善量」だと教えてもらいました。
たくらみ屋の相棒、森本繁生さんは「まずやる→後で直す」と言います。
どうせ細かな計画を立ててもその通りに行くはずがないのだから、まずは第一歩を踏み出して、歩きながら直していくのが良いと考えています。
先日、それをやった人がいました。
夢新聞の講師、石田博昭さんという30代の方です。
夢新聞とは、自分の夢が叶った未来に出される、自分の活躍を伝える新聞を自分の手で作るワークショップです。
今日までに全国で7759人が参加してくれました。
HPはこちら。
今、僕の役割は講師を育成することです。
石田さんは昨年の12月の養成講座に徳島県から参加してくれました。
仕事は新聞販売店です。
講師養成講座が始まる時、すごく緊張していました。
講座は座学ではなくアクティブラーニングで進んでいきますし、みんなの前でプレゼンもします。終わった時に、すごくグッタリしていました。
無理もないと思います。
人前で話すなんて、これまでやったことないんだから。
彼は元々、介護師でしたが家業の新聞店を継ぎました。
介護の仕事が大好きなので、新聞を仕入れて売るという仕事に今ひとつやり甲斐を感じることができなかったそうです。
でも、夢新聞の講師養成講座に来ている…
そこに何かあると思い、掘り下げてみると特別な思いがありました。
詳しくは書けませんが、新聞店だからできる事…子どもからお年寄りまでが安心、安全に暮らせる地域づくりをしたいと考えているのです。
その中の1つのコンテンツに夢新聞を位置づけたというわけです。
自分が信じる道を進み、自分が持つ役割に近づいていく
石田さんは講座が終わり、すぐに行動を起こしました。
まずは、自分の想いを伝えることです。
知人に想いを語った。
「なぜ僕が夢新聞をやろうとしているのか?」…正直な想いを伝えました。
そうしたらすぐに開催が決まりました。
学校からは「2週間以内にやりたい」と言われました。
子どもたちが書いた夢新聞を参観日で発表したいという事情があったからです。
彼は迷って僕にメールを送ってきました。
僕は、やってもやらなくても良いと思いました。
全ては彼の決断に任せることにしましたが、やるだろうな、と思いました。
なぜなら「断りたくない」と書いてあったからです。
で、本当にやってしまった。
その時のFacebookの投稿に全てが表れています。
僕が初めてやった時は近くに仲間がいたけれど、彼は1人です。
すごく不安だったと思う。
すごく緊張したと思う。
よく初めてでズラをかぶれたと思う(笑)
※ズラは講師の必須アイテムなのです…
しかも、子どもたちにすごくウケたらしい。
四国初の夢新聞が、こんな風にスタートしたことが、僕は嬉しいです。
先日、石田さんにお会いした時にこう言っていました。
「勇気を出して一歩を踏み出すと新しい世界が観える」
人は何かを知ると、知らなかった時の自分に戻ることはできません。
一歩を踏み出すと、踏み出す前の自分に戻ることはできない。
「新しい自分になって新しい世界が観える」
石田さんには、すでに次の夢新聞の依頼が来ています。
3年後には、今では信じられないような自分になっていると思います。
きっと、PTAなどから講演を依頼されることになると思います。
まだ自分が「何者になるか?」は観えていないと思いますが、「何者かになる」と漠然と感じていると思います。
なぜなら、彼には想いがあるから、諦めないからです。
自分が信じる道を、勇気を持って第一歩を踏み出す、もし失敗しても直してまた進む…
こうして人生が開花する、自分が持つ役割に近づいていくのだと思います。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!