社長仲間で「視察会」をやると社員とチームが良く育つ
弊社には年間に結構な数の視察者が訪れます。
最初の頃は「時間がとられるし面倒くさいな〜」と思っていました。
でも、今は違います。
有料にしたから…ではないですよ(笑
実は、視察を受けることが人材育成と組織開発に直結することが分かったからです。
しかも、簡単なのにすごく効果的。
今日は、そのメカニズムと方法について考えたいと思います。
なぜ視察でチームが成長するのか?
視察を受け入れると組織は一気にステージアップします。
特に、何かに挑戦している企業では挑戦意欲旺盛なスタッフが一気に増えます。
なぜか?
集団のメカニズムに関係があります。
組織の成長には段階があります。
何かに挑戦する時に、まず最初に動くのはイノベーターと言われる人種です。
その名の通り革新的なことが好き、好奇心やワクワク感が行動原理の変人です。
あ、変人、変態は最上級の褒め言葉ね(笑
彼らは組織内でも生粋の変人で通っていることが多いので、普通の人はなかなか付いてこれません。
でも、生粋の変人ではないが変人気味の人も集団内にいて、彼らはイノベーターを見て同じような行動を起こします。
そして普通の人の中でもすこし変人気味に近い人種に伝播していく…
このようにしてムーブメントが加速していくのですが、大多数を締める「生粋の普通人」は相当に慎重で損得勘定やリスクを考えます。
訳の分からないものには飛びつかないのです。
で、訳の分からないものが「確かなもの」に変わる最高のキッカケが視察です。
視察に来るという事実だけで、何か世間に認められたという錯覚を起こすものです。
そもそも自分たちがやっていることは自分たちには当たり前なので、凄いことだとは思えませんが、他者から見たら凄いことってのはよくある事ですよね?
視察者が熱心に話に聞きを傾け「なるほど〜」と膝を打つ姿は、自分たちの活動のお墨付き…「確かなもの」と認識されるわけです。
視察会では社員さんに多く喋ってもらうのがコツ
視察が有効だと分かっても「ウチに視察に来る人なんかいないわ」と思われるかもしれません。その通りかもしれませんが、仲間内で行うことはできると思います。
そのためにはヤル気と志の高い経営者と繋がることですが、僕のブログを時間を割いて読んでいただいている方は、すでにそういう仲間をお持ちだと思います。
ヤル気のある人は学習能力が高く、気づきのレベルも高い、聴く姿勢も良いから「なるほど〜」が出やすいと思います。
また、彼らの意見やアイデアもいただけるので一石二鳥です。
ただ、1つ注意が必要だと考えています。
それは、社長だけが喋っていては勿体ないということ。
人は自分の手・足・口を動かしている時が最も学習すると言われています。
だから社員がメインでしゃべるのが良いと考えています。
自分でやってきた事を自分で喋り「なるほど〜」をもらう。
誇りが持てるし、自分たちがやってきたことが「確かなもの」と認識される。
これが「生粋の普通の人」…マジョリティが動く動機になる。
多くの社員が同席することで組織が育つわけです。
弊社も視察を受け入れるようになってから人と組織が成長しました。
やってみた感想は「自分たちでは当たり前にやっているが、それが結構、他社の参考になる」ということです。
逆に、視察に伺うとすごく参考になることが多い。
そういうものだと思います。
それを活用しない手はない。
すごく簡単だし効果的だからね。
集団は自信を持った時に一気に成長する。
その機会をつくってみてはいかがでしょうか?
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。
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