自分を救ってくれる絶対的な正解はない、自分にとっての正解は自分で探すしかない
ビジネスに絶対的な正解はないと思います。
あるのは「その人にとっての正解」です。
だから正解は外に求めずに、自分の自社の中から探るしかなと思っています。
なぜ一流選手はプレーが個性的なのか?
僕はスポーツにそんなに関心があるわけじゃないのですが、プロの選手を見ていつも思うことがあります。
一流の選手って、みんなプレーが個性的ですよね。
例えば、王貞治さんも、イチロー選手も、バッティングが個性的です。
きっと鍛錬を積んだ結果、自分に一番しっくりくるフォームに落ち着いたのだと思います。
でも、一方で「一般的な技術」は更新され続けています。
僕は小学時代に水泳をやっていたのですが「正しい泳ぎ方」って当時と今とでは、まったく違うんだよね。
あれって、色んな優秀な選手を分析して最も合理的な泳ぎを算出したのだと思います。
「人間の形状的に、この泳ぎが一番効率が良い」って。
それをマスターすればある程度までは行けると思いますが、やっぱり一流が個性的なのを見ると、その先に行くには「自分だけの正解」を手にすることだと思うんです。
仕事も同じですよね。
上手く行っている人は自分だけの正解に辿り着いている
仕事のノウハウは星の数ほどありますが、その多くは一般的な原理原則です。
でもね、それをマスターすることはとても大切だと考えています。
ただ、次の段階があることを知った上でね。
ノウハウの開発者はそれで商売をしているので、つい「これが正解」といった伝え方をしがちですが、ノウハウを基に、自分の個性に合った表現ができるまで進化させることが大切だと思う。
実は、僕も20代後半から30代前半まで、正解を外に求めていました。
とても苦しい時期で、どこかに僕を救ってくれる正解を知っている人がいるって思っていた。
有名な先生のセミナーは片っ端から受けたしね。
受講したことを友人に話す時も、自分の考えではなくセミナー内容をそのまま偉そうに語っていたし(笑)
ま、復習になったから良いけど、聞いている友人はつまらなかっただろうと思います。
そこでの学びは今でも生きていますが、一番の収穫は仲間でした。
上手く行っている人に直に接する機会があったことで、彼らを観察すると、やっぱり「自分だけの正解」に辿り着いているんです。
それに気付くまでに結構、時間がかかっちゃいましたがね。
この世に「絶対的な正解」はない。
自分だけの正解がある。
そこを目指したいと思います。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
また明日!