社員の自発性と責任感を高めには7つの事を自分で決めてもらう

「社内で一番、自発的なのは誰?」と問われれば、多くの人が社長だと答えます。
意識が高いのは?という問いでも同じです。
ほとんどの会社がそうだと思います。

でも「その理由は?」と問われると明確に答えられない事が多い。
「選ばれし人間だから」…んな訳ないよね?(笑)

実は、社長と社員の違い考えることで「人が自発的になる要件」が浮き彫りになってきます。
今日はそのうちの1つ「自分で決め行動し、結果を受け入れる」という事について考えたいと思います。

社員が自分で決められることはどのくらいあるか?

指示ゼロ経営には「人は自分で決めると自発的になる、責任を持つ」という原則があります。
社長が社内の誰よりも自発的なのは、自分で決められることが多いからです。
同時に、自分で決めたことの結果を自分で受け入れることで責任を持ちます。

で、自分で決める=仕事の意思決定には次の7つがあります。
「何をやるか?」「どんな出来映えでやるか?」「いつまでにやるか?」「どのようにやるか?」「誰がやるか?」「誰とやるか?」「いくらでやるか」

こんなもんでしょ。

社長であればこれらを全部、自分で決められるはずです。
じゃあ、社員さんはいくつ決められるでしょうか?

会社によってはゼロなんてところもあるかもしれません。
全部、上司の指示下で行っている。
「どのようにやるか?」だけ社員に決めさせている会社も多いです。

圧倒的に自分で決められる事が少ないのです。

これでは自発的になりようがありません。

だから自分で決められることを増やしましょう、という話です。

自ら決め、その結果を自分で受け入れることで成長する

そうすると「そんな重要なことを勝手に決められたら、たまったもんじゃない」と言う人がいます。
確かに怖いですよね?
だから、重要な部分は自分で決めて、やり方だけを任せるというケースが多くなるのです。
でも、それで社員が納得するか?って話です。
やっぱり決めるなら1から決めたいというのが人情だと思います。

会社が指示ゼロ経営になると、7つの意思決定を社員が自分たちでできるようになります。
弊社は、多額のコストがかかる場合を除いてそうなっています。

そうなるとものすごい自発性を発揮しますが、それが怖ければ「決定に参画する」という形でも良いと考えます。

要するに、決定に自分が参加したという構図です。

例えば、弊社では「お客様と良好な人間関係を創る」という課題がありました。
その課題を社員と共有し、何をやれば関係性が創れるか?をミーティングで話し合います。
もう、この時点で僕は「何をやるか?は何でもいい」と思えてしまいました。

だって、要は目的を達成すれば良いわけだからね。

何をやるか?が決まると、それ以外も決まってきます。
コストもだいたい予測がつくので、社員に決めてもらうことにしました。
ただしケチるところはケチれよとだけ言います(笑)

結果、気付いたからほぼ全てを社員たちが決めるということになった。

自分で決めると人のせいにはできません。
結果を受け入れるようになり、それが次の成長につながります。

やってみると、そんなに怖くないから自己決定を強くオススメします!

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。