批判の受け止め方 〜あの大物も昔は小馬鹿にされていた〜
批判をされる岐津つきますが、あまり真に受けないことだと思います。
批判の中には「事実に基づいた冷静な批判」と「感情をぶつけるだけの批判」と「その人の持論を言い放っているだけの批判」があります。
冷静な批判は大いに歓迎、ありがたいです。
他の批判は気にしないほうが良いのですが、それでも気になってしまいますよね?(笑)
今日は、今から約30年前にされた、ある批評的評論をご紹介します。
きっと希望が持てると思います。
僕が高校生の時…1987年はバンドブームでした。
男子はみんなバンドに憧れていたし「イカ天」は毎週、見ていました。
雑誌でも盛んに特集が組まれていたよね。
当時、日本のバンドを網羅したすごい特集がありました。
宝島社から出た「別冊宝島」のバンド特集です。
解散したバンドを含め、おそらく国内の全てのインディーズ&メジャーバンドが網羅されていたと思います。
見るとね、今、すごく成功したバンドの駆け出しの頃が載っているのです。
例えば、スピッツ。
僕の記憶だと1995年に「ロビンソン」でメジャー舞台に出たと思います。
でも、こんな時代もあったんですね。
連絡先が事務所ではなく。ボーカル&ギターの草野マサムネさんの自宅になっている(笑)
1988年に出した自主制作CD「スピッツ」って今、買えるのか?
そして、評価がすごい。
「今後必ず彼らの時代がやってくるはず。それほど大きな器を持ったバンドだ。」
本当にその通りになりましたね。
さて、当時小馬鹿にされていたアーティストもいました。
評価がこれ。
「アーティストならびにファンの方々には大変失礼で、ずるい表現だが『TMネットワーク+BOØWY÷2』である」
誰のことか分かります?
実は「B’z」なんです。
ちょっと揶揄のニュアンスが入り「新しいユニット」と評論されていましたが、後にこんなにも成功するとは執筆者も想像できなかった。
僕がこの本が好きなのは硬派なところです。
ルックスが良くミーハーで聴きやすいアーティストよりも、マニアックなものを評価する傾向があります。
その感性で編集されているので、当然、偏りは生まれます。
それは悪いことではなく、編集とはそういうものですからね。
ただ、受け手は「それが絶対ではない」と知るべきだと思います。
そう、あなたを批判する人も、その人の感性フィルターを通して表現している。
「この世に絶対はない」「何が起きるかわからない」…これが真理だと考えます。
批判者を気にして、その人に評価されることに意識を奪われたら創造はできない。
時間とエネルギーがもったいない。
「意識を向けるべき相手は誰なのか?」…それは、あなたのことを必要とする人たちですよね。
そして、その人は、あなたの近くにいるはず。
距離が離れていても、近くにいる。
その人のことを忘れずに、一歩一歩、前に
進んでいきたい、そう思いました。
そういえば「カステラ」ってバンド、どこに行っちゃったんでしょうか?
「ビデオ買って」(笑)
それでは今日も愉しい1日にしましょうね。
また明日。