お客様とのコミュニティを存続するには祭りが必要である
昨日は、7年に1度のお祭り「御柱祭」がありました。
山からデッカイ柱をみんなで引っ張り、地元の神社に建てる祭りです。
これだけ聞くと簡単そうに思えるでしょ?
それが、ものすごい困難な作業なのです。
地域の人がみんなで引っ張るのですが、本当に力を合わせないとピクリとも動かないのです。
巨大な柱だから、挟まれでもしたら生命に関わる大事故になる。
地域の若い衆(って全然若くないけど 笑)で青年会が結成され、柱をコントロールする役をやるのですが、これがすごく危険。
打撲、擦り傷は当たり前。
今回も危ない思いを何度もしました。
御柱祭は、約1200年前から続く奇祭ですが、誰が何のために始めたかは諸説あり、よく分かっていません。
でも、僕はやってみて狙いが分かる気がするんです。
一番の目的は、地域の人が力を合わせる機会をつくっているのではないか?と。
「コミュニティには祭りが必要」
1つの目的のために力を結集する機会が定期的にあると、コミュニティは長く存続すると言われています。
これは商売にも言えますよね?
お客様との関係が、単なる売り買いではなく、何か1つの目的を持つコミュニティになった時にまとまりを見せる。
損得勘定を超えた仲間・同志になったら強いですよね?
それを存続させるには、みんなが集まる祭りが必要だと考えます。
僕の師匠、小阪裕司先生は、年に一度、青山のブルーノート東京でそれを行っています。
他のセミナーには来ない人も、あのイベントにだけは来て、そこでコミュニティメンバーが交流します。
地域の祭りは、ある意味「しがらみ」が強く排他的なのですが、商売におけるコミュニティは緩やかな方が良いと言われています。
排他的になると入りづらく広がらなくなるからね。
いずれにせよ、商売が、モノを供給するという機能を超え、「何か目指すものがある」…ミッションを持った時に、それに共感するコミュニティが形成されます。
それができたら祭りは必須だと思います。
さて、ひどい筋肉痛と打撲と擦り傷なので、今日は温泉にでも入って癒やしたいと思います。
あなたも素敵な祝日をお過ごしください!
それではまた明日!