今一度豊かさと幸せについて考えてみる

私たちは幸せになるためにビジネスをしています。
ビジネスは手段で目的は幸せの創造です。

しかし、その手段の数値最大化のために苦しむ人もいます。
自ら命を断つ人もいます。
とても悲しいことです。

心理学者のミハイ・チクセントミハイは、TEDでのスピーチで「豊かさと幸せ」について次のように述べました。

今から60年前、アメリカ人の約30%が「今、幸せである」と答えた。
その割合は現在も変わっていない。
その間、所得が3倍になったにも関わらず。

これの意味するところは、ある程度の生活水準を超えると、物質的な豊かさは幸福に貢献しないということ。

今年の春、途上国からの留学生を対象に夢新聞教室を行いました。
多くの学生が「会社の社長になる」と描きました。
でも、何をやる会社かは書かれていませんでした。
何でもいいから物質的な豊かさを手に入れたいという願望です。

対し、日本の子ども達は「何になるか?」にこだわります。
自己実現的な、心の豊かさを志向する人が多いのです。

良い悪いの問題ではありません。

日本はそれだけ物質的な豊かさを実現して、次のステージに向かおうとしているのだと考えます。
戻って、手段であるビジネスの数値最大化に苦しむ人がいる理由もここにあります。

もう目指すものが違うということを経営者は肝に命じなければならないのだと思います。

「幸せの創造」

僕は思います。
人には、その人にしかできないことがあって
それをするために生まれてきたのだとしたら
その人が輝いて必要とされて「ありがとうあなたに出会えてよかった」
そう言われた時に人生が開花するのだと思う。

2015年も365日、毎日、指示ゼロ経営ブログを更新しましたが、僕がお伝えしたいことはそういうことです。

来年も幸せな1年になりますように祈っています。
あなたも、ご家族も、あなたの大切なスタッフさんも。

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

指示ゼロ経営 Tao and Knowledge
米澤晋也 a.k.a Liberator