軸を持つから商売は一貫性を保ちながら進化できる

永く繁栄する企業には「いつもと変わらない安心感」と「いつも新しいワクワク感」が両立しています。
ディズニーはそこが徹底されていると思います。
それがリピートに繋がる。

この2つ、どちらも容易ではないのですが、特に難しいのは前者だと思います。

「軸がブレない」

今日は、軸を持つから商売は一貫性を保ちながら進化できるという話です。

心の豊かさとは、具体的に何ぞや?

「軸」という言葉をより具体的に表現すると、「哲学」「普遍性」「思想」になります。
人間が普遍的に持つもの…1000年前も1000年先も変わらない、人類にとって大切な価値観です。
「人が幸せになるには」という壮大なテーマでもある。

それを商売で持つことだと考えます。

特に今は、モノの豊かさより心の豊かさを求める人が増えています。
内閣府の世論調査では、モノの豊かさを重視すると答えた人が31.0%なのに対し、心の豊かさと答えた人は83.1%もいます。(平成26年度調査)

だから、自社の商売を「モノを作って売る」「仕入れて売る」と考えたら、その境地には立てないと考えます。

「誰の、どんな幸せに貢献するのか?」
この視点がないとダメ。

心の豊かさとは何ぞや?…自社が提供できる幸せを「具体的な言語」で言えるようになることだと考えます。

軸さえあれば、商売はいくらでも進化できる

僕の親友に、渡辺愛さんという女性がいます。
僕のブログに度々登場する、小林書店さんの娘さんです。

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愛さんのブログはコチラ
「下着屋さん・aiさんの目ヂカラ。」『きれいな人』は世界を救う!』という記事です。

女性下着の販売をされていますが、提供しているものは「心の豊かさ」です。
視点がすごくないですか?

普通だと「女性の美」で止まってしまうでしょ?
いや、それだって十分普遍的だと思いますが、その先まで考えているのです。

お母さんが 笑顔だったら…
子供たちは
とっても嬉しい♪

奥様が 笑顔だったら…
旦那さまは
とっても嬉しい♪

大好きな彼女が笑顔だったら…
彼氏は
とっても嬉しい♪

すれ違う女性が優しい笑顔だったら…
目があった人は
それだけで嬉しい♪

「女性が幸せだと世界が幸せになる」

これって、言葉の遊びではなく真理だと思います。
多くの人が幸せになれる普遍的な原則です。

その普遍的な幸福を目指すために、下着という手段を活用している。

つまり、渡辺さんの商売は「下着屋」ではなく「女性の幸せを通じ、社会を幸せにする屋」だと言えますね。

この軸があれば、手段はたくさんある…つまり商品・サービスはいくらでも開発できます。
それが「いつも新しいワクワク感」に繋がるし、新しい売上もつくり出します。

僕が「なるほど〜!」と思ったのは、夢新聞にすごく共感してくれる理由は、そこにあったのかな?ということです。
親子で参加して、お母さんが感動するからです。

時代の変化に柔軟に対応しながら進化する企業は、普遍的な幸福観を独創的に表現している。

そんな事を思った年末でした。

それでは、2015年もあと3日、最後まで愉しみましょうね!

ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです!