2年前に書いたが、ずっと公開できなかったブログを公開します
社会人の三大疾病に「ないない病」「おかしい病」「くれない病」があります。
「ないない病」とは「ウチの会社には◯◯がない」と、今あるものではなく、無いものばかりに目を向け不満を垂らす病です。社長が罹患すると、「ウチの社員には自発性が足りない」などとこぼす症状が出ます。
「おかしい病」に罹ると、社員は「ウチの会社はここがおかしい」と、社長は「社員のここがおかしい」といった症状に苛まれます。
「くれない病」は…もうお分かりですよね。「してくれない…」というものです。
三大疾病とは要するに、組織風土の不全ということですが、不全をつくり出すのはリーダーを含む全員の一挙手一投足の積み重ねです。
みんなの力で、罹患に強い体質をつくる必要があります。
さて、今日は新たな疾病…「たいへん病」についての最新研究をお伝えします。
やたらと大変さをアピールする人に出会ったことがあると思いますが、その人はこの病に罹っている可能性が高いでしょう。
この病の感染力は非常に強いので注意が必要です。
会話をしただけで感染するから恐ろしい。
「本当に大変なんだよ…」というセリフを聞いた人は、その瞬間から自分が仕事を愉しんでいる姿を、その人に見せられなくなります。
「実は私も大変なんです…」と言い出したら感染完了です。
厄介なことに、罹患者は、他人に伝染させる意図はまったくなく、ただ単にねぎらいの言葉が欲しくて口にするので、悪意なきままにどんどん伝染が広がってしてしまうのです。
加えて、日本社会には感染しやすい空気があります。それは、「苦労している人は偉い」と称賛する文化です。
たいへん病は、承認欲求が強い人から感染が始まり、罹患者が組織の20%を超えるとパンデミックが発生します。そうなると、組織から「挑戦意欲」「成長意欲」「積極性」が消失します。
仕事を愉しむ文化は破壊され、創造性が枯渇する危険性があります。
現時点で治療薬はありません。
1人1人が、伝染さないための「咳エチケット」の心がけと、伝染らないための「話をスルーする技術」を習得するしかありません。
同時に、保健室…本当に辛くて悩んでいる人のセーフティーネットとしての相談窓口は欠かせません。
是非、今日の記事を社内で共有して、感染対策を徹底していただければ幸いです。
実は、本記事は2年前に書いたのですが、時節柄、公開が憚られずっとお蔵入りしていたのです 笑
公開できる日が来て良かったと心から思います。
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