「7ELEVEn」の最後の「n」だけ小文字なのに気づく人になる

仕事が愉しく夢中になる秘訣はとてもシンプルです。

1、アイデアを自分で考え決め行動する。
2、行動したことによる変化・結果をできるだけ早くキャッチする。

この2つの要件を満たすと仕事が愉しくなり夢中になってしまうのです。

以前に、ゲームクリエイターに聞いたのですが、ゲームに夢中になるために、この一連をできるだけ早く体験させる工夫をするのだそうです。

2つの要件の中でも、最も工夫が要るのは「変化・結果のキャッチアップ」です。なぜならば、行動しても、そんなにすぐに結果が出るわけではないからです。だからこそ、結果だけでなく、その手前に訪れる「変化」を挙げたわけですが、変化をキャッチアップすることも想像以上に難しいのです。

特に結果…「未来」に意識が向いていると、今目の前で起きている変化を見逃してしまいます。未来ばかり考えている人は、秋に美しく輝く照紅葉も、春分のころに桜の蕾が色味を増すことにも、妻が髪型を変えたことにも気付きません。

未来に意識が奪われると、「今ここ」の営みに気付かないのです。ちなみにそういう人の会話は、「段取りと作業の話」ばかりという特徴があります。

どうすれば小さな変化をキャッチできるようになるのでしょうか。
そのトレーニング法として、とある外資系ホテルの支配人から聞いた方法を紹介しますね。
朝礼などで、「家を出てからオフィスに入るまでを振り返り、いつもと違う『何か』を探しアウトプットする」というものです。
例えば、「いつも開いているタバコ屋が今日は閉まっていた」といったことです。朝礼でアウトプットしなければならないとなると、注意して観るようになり、観察力が養われるというわけです。

ちなみに、その方に『7ELEVEnの最後のnだけ小文字だということに気づていますか?』と言われ、30年間以上も、ぼーっと利用していた自分を知りました。
チコちゃんに叱らますね 笑

絵画に触れることも有効だと言います。エール大学の研究チームは、絵画を見ることで観察力が高まることが明らかにしました。医大生に対しトレーニングをした結果、皮膚病疾病に対する診断能力が56%も向上したそうです。

まあ、金儲けのために絵画を観るという動機はまったく美学を感じませんがね 笑

仕事を愉しいものに変える要件は「自分で決め行動できること」「小さな変化をキャッチする観察力を鍛えること」ということをお伝えしましたが、前者は、リーダーの意識変化が必要ですし、後者はメンバーみんなの感性トレーニングが必要になります。

GWは普段とは違うものを観て、感性を磨いてみてはいかがでしょうか。


※【残席8】指示ゼロ経営マスタープログラム10期 募集中

指示ゼロ経営のすべてが学べる唯一の公開講座です。
自分たちで課題を発見し、みんなで知恵を出し、協働し解決する『プロジェクトマネジメント』の全容を学びます。
↓詳細はこちらから。