不安定な時代を100年間も生きる現代人は、いかに希望を担保すべきか?

水が半分入ったコップを見て、「半分も入っている」と解釈する人もいれば、「半分しか入っていない」と解釈する人がいるという話がありますよね。
前者は、困難に直面した時に未来を切り開くパワーを生み出しますし、後者は、オペレーションを安全に運用する時に役立つ発想だと思います。

両方大切なのですが、僕は、前者の開放的な発想に着目しています。
そうしないと、やっていけない時代だと考えているからです。

アメリカの話ですが、SP500の構成企業の寿命は、1960年代には約60年だったのが、今では20年ほどに短命化していると言います。
変化が激しい時代なのに加え、人生100年時代を迎えるのだから、現代人は本当に大変だと思います。

しかし、変化はリスク=「振れ幅」を生むのでチャンスでもあります。

そんな時代を生き抜くためには、開放的な発想が求められると考えています。

とても分かりやすい事例がありますので紹介します。
僕が尊敬する教員の学級での出来事です。

その学級では、入学時にみんなで話し合い「なかよくあそぶ」という目標を立てました。
それが、最近になり、「けんかしても、なかなおりしたらOK」に変わったのです。

教員は、子どもたちの様子を次のように評価しました。

変化できる強み。時代も流動的。子どもたちも流動的。変わることを恐れないということ。

目標を変えたことを評価したのです。
「なかよくあそぶ」は行き詰まりますが、「けんかしても、なかなおりしたらOK」は開放的で次に繋がりますよね。

100年生きるなら、どちらが愉しいか?という話です、

私たちは「初志貫徹」「石の上にも三年」を美学とする精神性を持っています。
他人にも「決めたことはやり抜きなさい」と要求します。

誤解を恐れずに言えば、変化の時代では、最後まで諦めずにやり抜くよりも、とっとと諦めてやり方を変える方が良いということです。
それは、成果を出すという意味でも、気持が開放的になるという意味でも。

ネットなどで「詰んだ」という言葉を目にします。
失敗した時に、「もう終わった」を意味する諦めの言葉です。

しかし、変化の時代を長く生きる中で、企業を倒産させる人、失業する人は増えることは必至です。
それで詰むとしたら、世の中、敗北者で埋め尽くされます。
そんなわけはなく、敗者復活の機運が高まるはずです。

「けんかしても、なかなおりしたらOK」という言葉は、大人たちに対する「失敗しても詰まないよ!やり直したらOK」という応援メッセージに見えるのです。

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