UFOの目撃情報が広がる仕組みを商売に活かす

先日、僕はUFO騒動を起こしてしまいました。
FBでご存知の方もいると思いますが、今日は、今回の騒動で気づいたことを書きます。

人は、他人が知らないこと事を話したい

お客様からの一報でUFOの飛来(?)を知ったんですが、電話をくれた方もそうだし、僕もそうだし、集まった人たちもそうなんですが、みんな「誰かに教えたい」という純粋な思いがあり、騒動が広がったわけです。

IMG_7799
集まった近所の人たち

12032650_889222017830978_2110455510274108561_o
地元の1面を飾ってしまった(笑)

あ、正体は10キロほど離れた町でやっていた「よさこい」のサーチライトでした(笑)

「他人が知らないことを話したい」…この気持は、企業を活性化させる1つのポイントだと考えています。
社員が、お客様に、お客様が友人に、思わず教えてあげたくなる「何か」が必要だと考えます。
そして、それは何も、お店にグレイがいたってネタじゃなくてもいい(笑)

「意図を持って仕掛ける企画」だという話です。
小さなものでいいから、お客様が思わず期待に胸を高鳴らせる仕掛けをする企業は、まずもって社員がお客様に喋る、そしてお客様が友人に喋ります。

例えば、アップルって新機種が出る前に「リーク」がありますよね?
狙ってやってんじゃないの?って思いますが、リークがあっても不思議ではないですよね?

だって、お客様がものすごく期待しているし、新機能が刺激的だから。
つい喋りたくなる。

僕のお気に入りの書籍に「ぼくがジョブズに教えたこと」があります。
ジョブズが師と仰ぐノーラン・ブッシュネル氏の著書です。

その中に、「社内に秘密があると組織は活性化する」というコーナーがあります。
秘密というのは、まだ公表できない、お客様がビックリする仕掛けのこと。

仕掛けた瞬間に、色んな人を通じて、あっという間に広がるネタです。

これは小さな会社でも実行可能だと考えています。

自分たちが「これ、お客様に教えたい」と思える活動をすること

僕が尊敬する友人に、新潟の田舎町でスーパーを経営する鈴木紀夫さんがいます。
スーパーは、いかにも町のスーパーって感じで、お世辞にも洗練されている感じではないのですが(すみません…)、非常に業績が良い。
いわゆる、地域の冷蔵庫の役割…つまり日用食品もありますが、そうではない商品が増えていて、その売上比率が大きくなっています。

それは鈴木さんが発掘してきた商品たちです。

先日、彼と3日間を過ごしました。
その間、ランチにディナーに、お土産にと色んなものを食べたのですが、美味しいものに出会うと、必ずこう言うんです。

「これ、お客様に紹介したい!!」

UFOを見て電話をする時の心境と同じで、教えたくて興奮しているんですね。

IMG_7642

手を挙げている人が鈴木さん

彼は全国から商品を探しては自店発行のニューズレターで紹介していますので、お客様の期待が高まる。
スタッフも「早く売りたい」と思う。

それが広がりのエネルギー源になっていると感じました。
この仕組みは、SNSが発達した今の時代にマッチしていますしね。

まずは、自分たちが「これ、お客様に教えたい」と思える活動をすることから始まると考えています。

セールス、マーケティングの概念が根底から変わる時代、そんな事を感じています。

それでは今日も素敵な1日を!