販売に関わる社員こそ、開発や仕入れに参画することが大切
僕は、書籍を買う時に自分では選びません。
本が大好きな知人がFacebookで簡単な書評をUPしているので、それを参考にしています。
彼が勧めるものだったら間違いない、そんな信頼を寄せているからです。
別に書店を経営している人じゃないけど。
多分、本人は知らないと思いますが、彼がUPした本を買っている人は多いんじゃないかと思います。
今日の記事は、社員が、お客様にとって彼のような存在になるには、商品の開発や仕入れに現場社員が関わることが大切だという話です。
社員が仕入れや開発に関わった3つの事例
別に難しい話じゃないので、事例の連発で行きたいと思います。
ケース1
僕の親友、ハムちゃんこと、浜さんが今度、わらびもちを販売します。
キッカケは、僕が紹介したんです。
紹介と言っても、売ることではなく「美味いから食ってみて!」という紹介(笑)
そしたら、「これ、美味いからお客様に紹介したい」となったんです。
で、彼の凄いところは、生産者に会いに行ったこと。
水質の確認をしているところです
自分が勧めるもに間違いがあってはいけないという思いです。
仕入れに深く関わったことで、よりお客様にお勧めする時に熱が入るでしょ?
ケース2
都内にあるブティックでは、販売社員が仕入れを担当しています。
店名は忘れてしまいましたが、日経MJに載っていました。
従来の発想からすればものすごく非効率ですよね?
効率を追求すれば商品種を大量発注するのがベスト、それが常識です。
この店では、販売員が「この服、◯◯さんに似合いそう」…お客様の顔を浮かべながら仕入れをする。
だからかなりの的中率で売れて、結果、効率の良い経営になっているそうです。
ケース3
ウチの事例ですが、ウチでは地域の方と一緒に、色んなイベントをしますが、その時に必ず新聞社に取材に来てもらいます。
紙面で取り上げてもらうことが目的ですが、間接的に商品づくりに参画していることになりますよね?
子ども向けの新聞作り教室の様子
そこで記者と交流することで、思いを知ることができます。
販売に関わる社員こそ、開発や仕入れに参画することが大切
今って、商品・サービス自体に差異のない時代です。
だから「誰が売っているか?」それが成果に影響を与えます。
それは売り方が上手ということもあるけど、信頼と好感、共感の問題だと考えています。
例えば、ハムちゃんは食いしん坊ですが、それが好感を生んでいます。
そのハムちゃんが、美味しいものの取材にわざわざ3時間もかけて行ったというのは信頼に繋がります。
「人生、お一人様1度限り。美味いもんを食べましょう!」
そんなメッセージが共感を生みます。
そういうこと。
だから、誰がどんな思いで開発、仕入れをしたのか?それが分からない商品を社員に売らせても売れないわけです。
販売に関わる社員こそ、開発や仕入れに参画することが大切だと考えます。
特段、欲しいものがない。
欲しい物に気付いていない。
そんな時代だから、あなたの存在が求められる、そう考えています。
さて、今週もがんばりましょうね!