過酷な環境でチームマネジメントをしている「あの人」から最強の組織づくりを学ぶ
以前に、メンタルトレーニングの魔術師との異名を持つ、西田文郎先生から、「アスリートに比べたら経営者は甘チャン」と言われたことがあります。
アスリートは、試合中に少しでもメンタルを崩すと命取りになります。何があっても1秒以内に立て直さねばなりません。
それに比べれば経営者は、そんな切迫した状況に置かれていませんからね。
同様に、「ある方々」に比べればビジネスパーソンは楽だと思うことがあります。
その方々とは、教員です。
考えてみて下さい。
企業で働く人の意識を合わせるのは簡単です。そもそも、会社が潰れたり業績不振に陥ったら困るわけです。みんな会社を良くしたいと願っています。
基本的なベクトルが同じ方向に向いているのです。
学校はどうでしょう?
入学した子どもたちは、何の目的、目標も共有されていない、「たまたま同じ電車の車両に乗った人たち」くらいの関係性です。
「単なる人の集団」ですから、放っておいたらまとまるわけがありません。
人数も大変です。
ビジネス界では、一般的に、管理者1人あたりの部下の人数は、5名~8名程度が適正だといわれています。
学校では30人、多い場合は40人もいます。
小学校の場合、授業1コマが45分なので、教師が子ども1人あたりに関われる時間は90秒しかありません。
1on1などは土台、無理な話です。
ビジネスパーソンが言う「私はプレイングマネージャーだから、部下と接する時間がない」という言葉が言い訳に聞こえてしまいます。
親というシビアな顧客がいることも頭を悩ませます。30人の子ども背景には、約60人の親がいます。人によって価値観が違いますから、四方八方から、色んな要求をされます。
しかも、任期が短いときます。クラスを受け持つ期間は、短い場合1年、長くても3年です。
こんな環境で、アクティブで多感な子どもたち集団をマネジメントするわけですから、本当に頭が下がります。
そんな環境下で、経営者も驚くような組織マネジメントをしている教員がいます。まさに「チームマネジメントの魔術師」と呼んでも過言ではないと思います。
相手が子どもとはいえ、あの人数を力でまとめることは不可能です。
・人間関係づくり
・目的、目標の共有
・集団の力学(グループダイナミクス)
限られた期間内にこうしたことを行っています。
マネジメントの師匠は、あなたの半径3キロメートル以内にいます。
是非、腕の良い教員から学んでみてはいかがでしょうか?
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