「仕事がこんなにも愉しく、それで業績が良くなりお給料が上がるなんて最高です」

新刊「賃金が上がる!指示ゼロ経営」の出版記念イベントが開幕しました!
一発目は、9月2日(土)に仙台で行いました。
リアル会場とオンライン、合わせて40人以上の方がご参加下さいました。

出版記念イベントは、「書籍はイベントをもって完成する」というテーマで、本の中では書けなかったことを、ゲストをお招きし深掘りします。
(今後の開催予定はこちらでチェックして下さい)
仙台のゲストは、新刊で事例紹介した「株式会社AKASI」(菅原晃弘社長)「株式会社Kai・Manu」(岩城 知子社長)です。
両社とも、社長だけでなく社員さんにもご登壇いただきました。

お話を聞き、僕が改めて感じたことは、両社とも、社員さんが、心から仕事を愉しんでいることです。
「愉しい」は「楽しい」とはニュアンスが違います。仕事に真剣に取り組み、時間感覚が消失するほどに夢中になる状態です。
フローやゾーンに近い感覚です。

仕事が愉しくなるためには、次の要件が必要です。

□簡単でもなく無理難題でもない、適度な難易度の課題があること
□自分たちで決め行動できること。
□自分たちで決めやったことのフィードバック(変化・成果)をできるだけ早くキャッチできること。

これらの要件を満たすと仕事は愉しくなります。
ところが、大きな課題があります。これらを「チーム単位で」行わなければならないことです。

これが上手くいっていない企業もあります。
具体的には、「話し合い物事を決める段階」と「実行段階」で弊害が生まれます。

話し合い物事を決める段階の弊害
・意見が衝突し話し合いがまとまらず、意思決定ができない。
・発言しづらい雰囲気があり、みんな発言しないで黙っている。

実行段階での弊害
・助け合わない(困っている仲間がいても放置する。自分が困っていても助けを求めない)
・互いに無関心なので、困っている仲間がいることすら知らない。
・リーダーがダメ出しをしてしまう。

こうした弊害が起きる原因は、チームとして目指すものが定まっていないことにあります。
「チームとして、なにがなんでも実現したいこと」がないと、チームの利益よりも自分の利益を優先してしまいますし、仲間に対する関心も薄くなります。

目指すものの難易度も重要です。先程、「簡単でもなく無理難題でもない、適度な難易度の課題があること」と書きましたが、適度な難易度とは、「みんなで力を合わせないと達成できないこと」です。

イベントのゲスト企業にはそれがあります。
例えば、株式会社AKASIは、訪問看護・リハビリテーション事業を展開していますが、目指すミッションは、「この地域を訪問看護・リハビリテーションが当たり前にある地域にする」というものです。
これには2つの意味があります。
1つは、物理的に近くにあるということ、もう1つは、難病など難しい案件にも対応できるということです。
同社には、看護師、理学療法士、事務員などの職種がありますが、ミッションの実現には、職種を超えた共創・協働が欠かせません。

だから、みんなで知恵を出すし、助け合うのです。
リーダーにも正が分からないから、メンバーの意見を尊重します。

同社では、ミッションに向かい一歩一歩進み、地域になくてはならない存在になり、結果的に業績が上がり、社員さん1人あたり5万円の賃上げを果たしました。

□簡単でもなく無理難題でもない適度な難易度、かつ自分たちが意義を感じるミッションががあること
□自分たちで決め行動できること。
□自分たちで決めやったことのフィードバック(変化・成果)をできるだけ早くキャッチできること。

こうした要件が整っているのです。

最後に、株式会社AKASIの社員さんが語っていたことが印象に残っています。

「仕事がこんなにも愉しく、それで業績が良くなりお給料が上がるなんて最高です」

愉しい会社を創りましょう!

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