あなたの会社を動物で例えてみると、時代に合っているかが観えてくる

モノに満たされた時代に、新しい価値を創造できる人になるために

日本はかつて世界から「エコノミックアニマル」と揶揄されました。
僕が中学生の頃だったと思いますが、そう思われていることが僕は嫌で仕方がありませんでした。

それにしてもエコノミックアニマルって、どんな動物なのでしょうか?

15年ほど前に、ある調査会社がアメリカ人に対して行った、「日本という国を動物に例えると?」というヒアリングでは、なんと「トラ」と答えた人が最も多かったそうです。
※日本人ではなく「日本という国」を動物に例えると、という問いです。

真珠湾攻撃のイメージが色濃く残っているのかな?

同じ調査を日本人に行いました。
あなたはどの動物をトップに挙げますか?

おそらく「サル」を挙げた人が多いのではないでしょうか?
きっと日本人は、自分たちに対し「猿真似が得意なエコノミックアニマル」というセルフイメージをもっているのではないかと思うのです。

ちなみに、2位は…

アメリカ人の回答は「ネコ」
言うことを聞きそうで聞かないというイメージを持っているのでしょうか?

日本人の回答は「ネズミ」です。
ちょこまかと小回りが効くからでしょうかね?

日本人のイメージ通り、日本企業は、誰かが開発したものを改善することに長けています。
工業製品に関しては、ほとんどがそうではないでしょうか?

誰かが開発したものの性能を良くしたり、小型化したり、価格を下げたりして多くの生活者に届けた結果、経済的に成長したわけです。

しかし、モノは一通り行き渡り、生活者は満たされてしまいました。
今の生活者は、自分が何が欲しいのかが分かっていません。
その証拠に、例えば良いお店に出会うと、こんなことを言います。

「いい感じの店ができた」

「いい感じ」という抽象的な表現しかできないのは、スペックなどで評価できない、感性の領域の事柄だからです。

私たちは働き方を変える時期に来ていると思います。
「いい感じ」を創造できる働き方ね!

それは、動物で例えると?

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

【全国5か所開催!出版記念イベント】

本書はイベントをもって完成形を成す!
日常から離れ、メタレベルで経営や人生を考える、エキサイティングな体験をしましょう!
新刊の事例で登場した企業や専門家をお招きし、本に書けかなった詳細や最新情報をお届けします。

9月2日(土) 仙台&オンライン開催『実践者に学び、指示ゼロ経営変容を疑似体験する3時間』
https://bit.ly/3JVugZU

9月9日(土)金沢&オンライン同時開催『”愉しく働く”が大企業並の賞与支給に繋がった理由』
https://bit.ly/44EKhes

10月7日(土)東京会場&オンライン同時開催『”個性が輝く経営”のキレイゴトを実装する方法』
https://bit.ly/3DbWRWN

11月2日(木)京都開催『正解のない時代の歩き方』〜進むべき道は「偶発性」が教えてくれる〜
https://bit.ly/3D9sYXp

11月18日(土)横浜&オンライン開催開催『失われた30年を取り戻す人と組織の育て方』
https://bit.ly/3DbT3Vy