社長が「社内に味方が少ない」と悩んだ時に読むブログ

今日のブログは、何か新しことを始めようと頑張るリーダーに向けて書きました。
要らぬ敗北感から身を守ることができる情報です。

敗北感とは、新しいアイデアがある時、あるいは組織の風土を変えよう第一歩を踏み出した時の「賛同する部下が少ない」いう悩みです。

これは要らぬ敗北感です。
なぜなら、最初からみんなが賛同し動いてくれることの方が異常だからです。

リーダーは集団の特性を知る必要があります。

集団内には、大きく分けて次の4種類の人種がいます。

1、真っ先に新しいことに取り組む人たち(16%ほどいる)
2、1の人たちが愉しんでいる姿につられて行動する人たち(34%)
3、安全が確認されてから行動する人たち(34%)
4、動かない人たち(16%)

「賛同する部下が少ない」と悩んでいる状態は、1の段階であり、「そういう過程にいる」というだけの話です。
悩んでいる場合じゃありません。

段階別にやることをまとめますね。

❚1の段階 〜公言と公募〜

リーダーは、全体に対し、「こんなことをやりたい」と自分の思いを伝え、「一緒にやってほしい」と公言し公募をします。
しかし、「やります!」と手を挙げる人はいないでしょう。
そこで、リーダーの気持ちに一番寄り添ってくれる人(No.2)に、直接、声をかけます。
大切なことは、公募をしてから個別を誘うことです。公募をしないと密室会議になり組織の風通しが悪くなります。
No.2の人は、賛同してそうな仲間を誘います。
メンバーの多くは、リーダーではなく、同じ立場のNo.2の誘いに乗るのです。

❚2の段階 〜愉しさを報せる〜

この段階の人たちが参画する動機は、「みんなが愉しそうにやっている」です。
だから、愉しむことと、その様子を社内報なりチャットワークなりで共有することが大切です。
間違っても、賛同・参画していない人たちを責めるようなことはしてはいけません。

❚3の段階 〜成功事例を報せる〜

この段階の人たちはエビデンスを気にします。
「成功事例」が効きます。
こう言うと、「まだまだ成功までの道のりは長い」と言う方がいますが、成功とは最終ゴールでなくても、その道のりのマイルストーンでOKです。
例えば、「お客様から良い評価を得た」といった「変化」で良いのです。

❚4の段階 〜参画しない人がいても気にしない〜

いまだにガラケーしか持っていない人がいるように、集団には乗ってこない(ラガードと呼ばれている)人がいるものです。
ラガードがいて健全な集団です。
ラガードは、集団が危機に直面した時の余力として温存するという説や、多様性を担保するという集団の性質だという説があります。
ラガードがいて自然なので、気にしないでください。

いかがでしょうか?
この様に、集団にムーブメントが起きる段階を知ると気持ちが楽になると思います。

大切なことは、今日の記事を社員さんと共有することです。
リーダー1人でやるものではなく、段階に応じて、メンバーみんなで盛り上げていくことだからです。

というわけで今日も素敵な1日をお過ごしください!

【全国5か所で出版記念イベントやります!】

日常から離れ、メタレベルで経営や人生を考える、エキサイティングな体験をしましょう!

9月2日(土) 仙台&オンライン開催『実践者に学び、指示ゼロ経営変容を疑似体験する3時間』
https://bit.ly/3JVugZU

9月9日(土)金沢&オンライン同時開催『”愉しく働く”が大企業並の賞与支給に繋がった理由』
https://bit.ly/44EKhes

10月7日(土)東京会場&オンライン同時開催『”個性が輝く経営”のキレイゴトを実装する方法』
https://bit.ly/3DbWRWN

11月2日(木)京都開催『正解のない時代の歩き方』〜進むべき道は「偶発性」が教えてくれる〜
https://bit.ly/3D9sYXp

11月18日(土)横浜&オンライン開催開催『失われた30年を取り戻す人と組織の育て方』
https://bit.ly/3DbT3Vy