利益は追うと逃げる? 成熟社会の繁栄モデルを実践する企業たちのリアル

8月9日(水)の夜に、僕の新刊の「オンライン読書会」があります。
読書会と言っても、本を読む会ではありません。
なんと新刊の事例で登場した「全ての」企業さんが登場してくれる、二度とないスペシャルな企画です。
本を買っていただいた方なら、どなたでも参加できます。
そして、なんと参加費が無料ときた!

□社員数15名の靴の通販会社で大企業並の賞与を支給した「株式会社ザカモア」
□5万円の昇給を実現した訪問看護・リハビリテーションの会社「株式会社AKASI」
□新規の予約をストップせざるを得ないほどに既存客から支持されるペットサロン「株式会社Kai・Manu」
□「気付いたら指示ゼロ経営になっていた」という巧みな組織開発をした、飯塚洋平氏
□コロナ禍で、社員の力でマスク開発をして困難を乗り切った「名和株式会社」

事例紹介した全ての企業に共通することは、「儲けが一番の目的ではない」という経営をしていることです。

・みんなが幸せを感じられる「いい会社」をみんなの手でつくりたい
・家族のように温かいチームをつくりたい
・誇り高い仕事がしたい

儲けることを目的にしていないのに、どの会社も好業績をはじき出しています。
偶然ではありません。
新刊で紹介した概念「成熟社会における繁栄の因果」に基づいた経営をされているのです。

30年前と比べて、今のビジネスの何が難しいかって、創造性が要ることです。

経済が発展する3要素は、「人口増加」「生産性向上」「イノベーション」と言われています。
日本は人口増加に支えられ、経済成長を遂げてきました。
加え、生活者はモノに飢えていました。
企業は、効率よくつくって市場に流すという合理思考で儲かったのです。

今は、生活者は一通りのモノに満たされてしまい、「特段、欲しい物がない」と言う人が増えています。
しかし、欲求がなくなったわけではありません。
「おもてなし」を始めとする、心が豊かになる体験を欲しています。
スペックで評価できない、抽象的なものを提供するわけですから、これまでになく、ビジネスに創造性が求められるようになりました。

創造性は人間の専売特許です。
どうすれば創造性が発揮できるかというと、「仕事を心から愉しむ環境」に身を置くことです。

その環境とは…

1、自分(たち)で決めることができる
2、顧客に喜ばれ、社会に貢献しているという実感がある
3、良好な人間関係とチームワークがある
4、自分が認められ、居場所があり必要とされる
5、人間的に成長しているという実感がある

新刊で紹介した企業さんにはこうした環境が整っており、社員さんが心から仕事を愉しみ、仕事から幸せを感じているのです。

「愉しい」は「楽しい」とは違います。
仕事に真剣に取り組んでいて、ディープに没入する、「フロー」の状態を指します。

こうした環境で働くことで創造性が発揮され→顧客が喜ぶ価値が生まれ→業績が良くなり→賃金が上がっているのです。

これからは、益々「利益は追うほどに逃げていく」という時代になっていきます。
秘伝のタレのように、時間をかけて風土を作っていくことが求められるのです。

こうした事は、ブログで説明することには限界があります。
是非、8月9日(水)の夜のオンライン読書会にご参加ください。
画面をオフにして聞くだけでもOKですよ!

8月9日(水)19:30〜21:30
参加費無料
※本を買っていただいた方からどなたでもご参加いただけます!

↓お申し込みは下のバナーから
※お申し込みいただくと当日のZoom情報が届きます。