よく考え行動する人を育てるリーダーが使っている3つの質問
僕が自分の会社を経営する中で、あるいは、講師業をやる中で、ずっと気になっている言葉があります。
それは、「理解しました。」という言葉です。
質問が来て、それに答えた時に相手が言う言葉ね。
別に、言葉自体に違和感を感じるわけではない。
あまりにもアッサリと言われると、「本当に理解したの?」と思ってしまうのです。
そんなやり取りを繰り返すうちに、違和感の正体が分かりました。
「理解しました」というのは、僕が伝えたことが、「既存の思考の枠組みに収まりました」という意味なのです。
「ピタッとはまってお終い」
一方、「う〜ん…まあ、分かりました。」とスッキリしない言葉を口にする人もいます。
両者の違いは、未来を創る意思があるかないか?の違いです。
理解することが目的なのか?
行動することが目的なのか?
この違いです。
行動することを目的にしている人は、未来をイメージします。未来は不確定だから、何かの枠組みに収めることができずにモヤモヤするのです。
でも、だからこそ頭を使い、成長するのだと思います。
自身の経験を思い出すと、成長する時は、分からないものを一生懸命に考え、試行錯誤をした時ではないでしょうか?
私たちは、理解したことを、試験で紙に書くという訓練を子どもの頃から受けてきました。
思考の枠組みに当てはめるのが上手なのです。
そこで、僕は、「理解しました」と言われた時に、こう質問することにしました。
「それで、何をしますか?」
未来をイメージする質問を投げかけると、「う〜ん」と、思考が起動します。
僕は、この事から、「分かりやすく説明するリーダーは、良いリーダーか?」という疑問を持つようになりました。
優れたリーダーは相手の思考を刺激します。
・漠然とした、抽象的なことを言う。
・質問されても、「自分にも分からない」と、とぼける。
・不確定な未来の話を振る。
この3つが相手の脳を起動させます。
是非、お試しあれ。
ただ、急にやると、怪訝そうな顔をされるから要注意ね!
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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