ビジネスをエネルギーの視座で見るとビジネスの進化系が観えてくる

ビジネスをエネルギーの視座で見ると、新しいコトやモノが観えてくると思います。

お金は媒介です。
喜びや感謝、驚きといった感情(エネルギー)を乗せる媒介です。だから、お金を循環させようと思ったら、エネルギーを創出しなきゃいけません。

先日、このことを顧客の立場で実感しました。
毎年、親友たちと、感性を刺激する合宿をやっています。今年で9回目です。
学びのテーマもプログラムも設定しません。5人のメンバーが集まれば必ず何かが始まるのです。

今年は北海道で3日間行いました。
合宿中、「支払わなくても良いお金」を2回、支払いました。
不当な請求があったわけではなく、どうしても喜びと感謝の気持ちを伝えたく、「お金を渡す」という形で伝えたのです。

1つは、北海道在住の友人が紹介してくれた方が、手作りで建てたコテージで談話をした時です。
コーヒーを飲みながら、その方の「お金に縛られない生き方」をお聞きし、とても感銘を受けました。
どうしても感謝の気持ちを伝えたかったので、「コーヒー代」としてお渡ししました。
コーヒーという「形」があって良かった。
まさか、「いい話を聞けたので、少ないですが…」なんて言えませんからね。

もう1つは宿泊した旅館の社員さんです。
その旅館に二泊したのですが、顧客に担当者が付くというスタイルで接客してくれるのです。
我々が泊まった目的や好みなど、色んな情報が蓄積されてオリジナルのサービスが出来上がるのです。

我々の担当者が本当に素晴らしく、チェックアウトの時には涙が溢れそうになりました。
こんな経験は人生初です。
自然と、我々のメンバーの誰から、「チップをお渡ししよう」という声があがりました。
チップという「形」があって良かったと思いました。

私たち商人は、商品やサービスなど、何らかの「形」を持っています。
顧客は、その形に対し、対価を支払うという体を取ります。
商品・サービスに付加価値というエネルギーが加わると、支払う方も、相応のエネルギーを売り手に渡します。
エネルギーの媒介はお金(チップ)かもしれませんし、感謝のお手紙やお土産など形は多様です。

旅館のケースでは、担当者が付加した価値(エネルギー)に対し、代金が安かったので、チップでバランスを取ったと言えます。
もし、チップという形がなければ、感謝の手紙を書いたり、お土産を渡すなど、別の方法でバランスを取ったでしょう。

あなたの会社でも、お客様からお菓子をいただいたり、旅行のお土産をいただいたり、畑で採れた野菜をいただいたりと、エネルギーをいただくことがあるのではないでしょうか?
それは、素晴らしい価値(エネルギー)を創出している証拠です。

そうだとしたら、エネルギー交換の形式を工夫すると商いが新しいステージに進化する可能性があると思います。

北海道合宿で、親友たちと「ビジネスをエネルギーの視座で見ることが大切」という話で盛り上がり、今日のブログに記しました。

というわけで今日も素敵な1日をお過ごしください。

 

 

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