働く人にも顧客にも選ばれる企業になるために…あなたは何をするか?
先日、親友たちと北海道で合宿を行いました。
登別温泉の宿に二泊したのですが、我々を担当してくれた社員さんの接客が素晴らしく、心から感動しました。
その方は、前職は新千歳空港のお土産屋さんの店員だったそうですが、この旅館に泊まった時に素晴らしいサービスを受け、強いあこがれを抱き転職したと教えてくれました。
温泉も充実していて、リラックスできました!
選ばれる企業は、顧客にも働く人にも選ばれるんだなと思ったのです。
宿泊業、飲食業、建設業は人手不足の代表職種だと言われています。
お客様がいるのに業務が回らず売上を失う悔しさ、焦り、疲労…僕も不人気業種の新聞販売店を経営してきたので、大変さは身に沁みて分かります。
大変なのはどの業種も同じです。
2023年4月に日本商工会議所が中小企業を対象に、賃金状況や雇用などに関する調査を行いました。(最低賃金および中小企業の 賃金・雇用に関する調査)
昨今の賃上げムードの中にあり、待遇を良くしないと人手不足に陥る危険性があると考えている中小企業が多く、様々な対策を講じていることが分かります。
賃上げの実施、募集賃金の引き上げ(66.3%)
福利厚生の充実(38.2%)
人材育成、研修制度の充実(36.4%)
オフィス、向上と、職場の環境整備(29.5%)
ワークライフバランスの推進(25.4%)
フレックス制など、多様で、柔軟な働き方の推進(21.1%)
副業、兼業の許可(13.3%)
テレワーク等、場所にとらわれない、柔軟な働き方の推進(12.6%)
これらの対策は報われない可能性があります。
現状が、よほど酷い場合であれば話は別ですが、これらの対策のほとんどは、「改善すれば一瞬だけ効果があるが、すぐに慣れてしまう」という性質のものなのです。
持続的な魅力向上にならないどころか、固定費が増え、経営が苦しくなります。
件の旅館の社員さんは、旅館の施設や福利厚生に憧れたわけではありません。
素晴らしいサービスを体験し、「自分もこんな仕事がしたい」と思ったのです。
キーワードは「働き甲斐」です。
・自分で決めることができる(任されている)
・他者への貢献感
・必要とされ自分の居場所がある
・成長実感
・仲間への感謝、尊敬
仕事からこうした喜びが得られることです。
実現には少々、時間がかかりますが、人手不足や賃上げ問題を解決する王道です。
登別温泉の宿で受けた、素晴らしいサービスを思い出し、今日の記事を書きました。
正しい対策を立てましょうね!
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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