人手不足もヤル気のなさも、採用の改善で解決する
「入社したらガッカリ…」という悲しい経験、ありませんか?
これは、経営者・上司が「新入社員が面接の時とは別人のように働かなくてガッカリ」というケースもありますし、社員さんの立場で、会社が理想と違っていたという意味で「ガッカリ」というケースもあります。
いずれにせよ、このミスマッチは悲劇しか生みません。
会社では様々な問題が起きますが、元を辿ればこのミスマッチが根本原因であることが多いのです。
逆にいうと、「今ある問題の多くは採用を変えると消えてなくなる」可能性があるのです。
そのために欠かせない考え方があります。
それは…「採用」と「教育」と「退職」は一本の線でつながっている。
この事実を知ることです。
例えるなら、豊かな海を作ろうとするならば、流れ込む川の源である森を良くしないといけないような関係です。
代表的なミスマッチは、経営者は働き甲斐を持った人が欲しいと思っているのに、求職者はそれよりも待遇を優先するというミスマッチです。
僕には痛い経験があります。
僕が経営してきた会社は新聞販売店、超がつくほどの不人気業種です。
採用に苦労した挙げ句、待遇の良さをウリに求人をかけたのですが、集まるのは僕が期待する働き甲斐を大切にする人ではなく、お金になればやるが、ならなければやらないという人ばかりでした。
採用の時点でボタンの掛け違いを起こすと、その後の教育も上手くいきません。
理系を目指す人に枕草子を教えるようなミスマッチです。
そして、「理想と違っていた」と言って、社員さんが去っていくことを繰り返したのです。
これが「採用と教育と退職は一本の線でつながっている、ということです。
今の時代、働き甲斐を原動力にする集団の方が高い成果を上げます。
同時に、働き甲斐を訴求する求人広告の方が、以前よりも反応が高くなっています。
こう言うと、「ウチは、そんな働きがいのある会社ではない」と言う方がいますが、 今なくても、それを目指す覚悟があれば、「 今はまだ、そうなっていないけれども、働きがいのある会社を一緒に作ってくれる人を探しています。」と、正直にそう伝えれば良いと思います。
共感する人を採用し、その感性が開花する教育をすればすくすくと育ちます。
そして長く働いてくれ、退職の際は「本当にありがとうございました。私の人生にとって、この会社の存在は本当に大きいものでした」と言います。
社長も、「いえいえ、本当にあなたがいてくれたお陰で会社が成長しました」と、互いが感謝を伝え合う素敵な別れになります。
働き甲斐を求める人材に入社してもらい、会社の推進力になって欲しいと願うなら「森を整えること」…採用に力を入れることが欠かせないと思い、今日の記事を書いたのでした。
もし今日の記事に関心があれば、是非、僕が主催する採用術セミナーに起こし下さい。
年に2回だけの開催で、1回目は2023年4月12日(水)オンライン開催です。
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