「結果こそすべて」は正しいが、それを口にすると結果が出ない

おはようございます。

数値的な成果を出したければ、数値の話をしないこと、最近それを実感しています。

ビシネスの世界では、「結果から逆算してものごとを考える」という思考を取ります。
とても合理的ですよね?
僕も活用しています。

でも、結果に「数字」を置くと上手くいかないことがあります。
ことクリエイティブな仕事に関してはそれがマイナスに作用することがあります、というか多い。
数値的な結果を最初に考えると、それに意識が奪われてアイデアが出ない。
そんな経験、ないですか?
で、良いアイデアが出ないから成果も出ない、そんな状況に陥る危険性があります。

数値はお客様に支持された結果訪れるものですから、直接の原因である「顧客の喜び」に焦点を合わせた方がいい。
今日は、社員に「結果を意識しろ」「結果こそすべてだ」と発破をかけていると欲しいものが手に入らないという話です。

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数値を目標と捉えずに、予測値として見る

先日、鹿児島で夢新聞をやった時に、主催者のトミーこと新富哲郎さんが面白い事を言っていました。

「人はご機嫌な時に創造性を発揮する」
確かに!って思いましたよ。
ご機嫌でワクワクしている時って良いアイデアが出ますもんね。
で、アイデアが出るともっとご機嫌になるという好循環に入ります。
逆に不機嫌な時ってクリアエイティブな仕事ができないですよね。

ご機嫌ってのは分かりやすい。

そのことを書いた新富さんの記事はこちら
http://blog.shintomi-taiseido.com/?search=%A4%B4%B5%A1%B7%F9

じゃあ、どうすればご機嫌になれるかって話ですが、さきほどの、お客様の喜びを想像することだと考えています。
そうするとアイデアが出ます。
で、アイデアが出ると、それがどんな結果になるかイメージできます。

数値を目標と捉えずに、予測値として見る。
数値を追いかけずに、その原因であるお客様に支持されることを考えることが、クリエイティブな発想を生む思考手順だと考えます。

僕はそれを皮算用思考と呼んでいます、
というか今思いついたんだけどね(笑)

皮算用こそ仕事で最もご機嫌になれるものだと考えています。
「うふふ、これが成功したら蔵が建つな!」
攻めの気持ちになれますよね?

ここに重要なポイントがあるのですが、アイデアがないと皮算用はできないですよね。
具体的なアイデアがないと「蔵」がイメージできないからです。

お客様に喜んでいただくアイデアが最も大切だということです。

絵に描いた餅を食える餅に変えるには

アイデアが出ない原因はリーダーにあります。
僕の経験上、リーダーが数値的責任を放棄して、下に押し付ける組織はアイデアに乏しい。

「結果に責任を持て」
「結果に執着せよ」
「結果こそすべて」

間違ってはいないんだけど成果が出る思考ではない。
てか、そんなの子どもでも言えるわ(笑)

これでは組織で仕事をする意味がありませんよね?
組織で仕事をする意味は、1人ではできないことを成し遂げることですから。

今は現場だけで課題が解決する時代ではありません。
結果が出るためには何をすればいいのか?
それをみんなの知恵で探る、色んな立場・権限を持った人が集まり、知恵を出し合い1つのカタチにする作業が組織ワークです。
数値的な成果の原因である「顧客からの支持」がどうすれば得られるかを対話することです。

結果を押しつけてプレッシャーをかけても人は動きます。
でも、行動量が増えても成果が出る時代ではないです。
具体的なアイデアが発案される環境をつくることが大切、そう考えています。

数値的成果という自分たちの幸せを話しているか?
お客様から支持を得られるように、お客様の話をしているか?

その違いは天と地ほどの差があります。

「捕らぬ狸の皮算用」という絵に描いた餅を食える餅に変えるにはチームの力が必要なのです。

それではまた明日!