あなたは仕事中に、どんな「幸せホルモン」を出しているか?

昨年末から、ホワイト企業大賞に応募された企業さんや、新刊の事例に登場する企業さんのインタビューを重ねてきました。
いや〜、本当に楽しかった。
インタビューをしているだけで、僕が幸せな気持ちになるのです。

全ての企業のインタビューが終わった後に、ふとネット記事を見ていたら、「幸せホルモン」に関する記事に出会いました。
「健康管理検定」という文科省が後援についている団体のページです。

代表的な幸せホルモンは次の3つです。

「ドーパミン」…成功した時などに興奮を生む。
「セロトニン」…前向きな気持ちをつくる。
「オキシトシン」…しみじみとした幸せ、癒やしを生む。

インタビューを行った企業さんが、仕事中に、どのホルモンが最も分泌されているか?などという変なことが気になってしまったのです。

僕が新聞店の社長に就任した27年前、業界をあげて「ドーパミン」が分泌されるような仕事をしてきました。
新聞の営業は狩猟的です。
営業に行く時の様子は、狩りに出る部族か、戦国時代の武士のようでした。
ターゲットの家に着き、インターホンを鳴らす時には、すごくドキドキします。
報酬話法を駆使し、相手に「じゃあ、6ヶ月間だけ取ります」と言わせた時には、ドーパミンがドバーッっと出て興奮しました。

この営業方法は自らの首を締めます。
行動量に比例して成果が出る成長期では効果が出ましたが、お客様との関係性が必要な成熟期では通用しません。

社内の雰囲気も、いつも張り詰めています。
営業成績に応じた表彰制度があり、いつも競争の中に身を置き、仲間はライバルになります。

多分、当社は業界の中でも、最も早く顧客との関係性をベースにした商いに転換したと思います。
すると、働く人の表情が変わるのです。
「しみじみとした幸せに満ちている」「ワクワクしている」…ホルモンで言えば、セロトニンとオキシトシンです。
狩猟的な営業をしている方から見れば、甘く映ると思いますが、こちらの方が成果が出るのです。

昨年末にインタビューをした企業の方々は、みんなセロトニン系&オキシトシン系でした。
(もちろん、ドーパミン系がゼロというわけではありませんが。)
詳しく話を聞くと、いい仕事をしてお客様に喜ばれ、ありがとうのシャワーを浴び、とても満ち足りた悦びを感じているようでした。
お客様は、自分のことを獲物のように見る人ではなく、大切にしてくれる人とお付き合いをしたいと思うでしょう。
お客様から支持され、口コミや紹介が多いので、ドーパミン系の販促企画をする必要がないのです。

とても理想的な商いだと思いました。

さらに時代は、セロトニン系&オキシトシン系に移行していくと思います。
なんせZ世代が社会の主戦力になりますからね。
あ、「戦力」なんて言葉を使うのが、昭和のドーパミン大好きなオッサン発想かもしれませんね(笑)

ではでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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