自分たちで決め行動した事で、誰かに感謝される事で人と組織は自律成長する

社員さんに仕事を愉しんでもらいたい、仕事を自分事と捉えて欲しい、仕事にこだわりを持って欲しいと願うなら、本人の教育も大切ですが、その前に整えることがあると考えています。

それは、「自分たちで決め考え行動した事で、誰かに喜ばれたり感謝されること」…この環境です。

仕事に限らずこの要件が整うと物事は愉しくなり夢中になります。
例えばゲームがそう。
ゲームは、いかにのめり込んでくれるか?が成功の鍵を握ります。
そこで先ほどの要件が活かされていると言います。
スマホにゲームをダウンロードして遊び始めた時に、できるだけ早く「自分で決断して行動したことでの成功した」という体験ができるように設計するそうです。

特に最近のゲームはオンラインで仲間と協働しながら進めるものが多くあります。
大学生の息子がハマっていますが、醍醐味はチームでの協働と仲間に感謝されることだと言います。

チームワークが良く自律性が育っている組織にはこれがあります。

6月に発売予定の新刊に、指示ゼロ経営の導入に成功した企業の事例がいくつも載ります。
どの企業さんも、とても社内の雰囲気が良いのです。

「戸が笑う」という言葉があります。
働く人が元気、ご機嫌でいる良い雰囲気を言いますが、まさに戸が笑っているのです。

社員さんは仕事を心から愉しんでいます。
自分たちで課題を見つけ、みんなで知恵を出し、最高のチームワークで取り組んでいます。

現場からアイデアが出ると、どの会社の社長も、ほぼ無条件で「やってみよう!」と言うのです。
徹底的に信頼して任せるのです。

社員さんは仕事に責任を持つので、成果が出たかどうかを、自分たちでちゃんと検証します。
行動すれば失敗することだってあります。
そんな時に、ちゃんと振り返り次に活かすので、社長も安心して任せることができます。
さらに任され、さらに成長するという好循環が起きているのです。

自分たちで開発した仕事で、お客様や仲間に喜ばれると、仕事が愉しくなり、もっと喜ばれたいと思うようになります。
このように、人と組織が加速度的に成長していくのです。

お客様や仲間からいただく喜びは、小さなこと、些細なことでもOKです。
その小さな成果をキャッチできるかが、その後の成長を左右します。

社長の役割は、小さな成果を見逃さず、全社員と共有することです。

社員さんを、最も成長させるのは社長のアドバイスや説教ではなく、他者からいただいた「ありがとう」の気持ちだと思います。

というわけで、今日も喜ばれる仕事をしましょう!

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