僕が、「人に光を当てる経営」という表現に違和感を感じるワケ
当社では、以前に、忘年会の席で社員表彰を行っていました。
僕はDJなので、音響効果と映像を駆使してまるでアカデミー賞の授賞式のようなノリで行っていました。
10年間くらいやったでしょうか。
ある年、社員さんから「そろそろやめませんか?」と提案があったのです。
僕は猛反対しました。
当時、僕は、「人に光を当てる経営」という考え方に心酔していて、その体現として社員表彰をやっていたからです。
本音を言うと、DJの技を披露したかったんだけどね 笑
社員さんが反対したのは、「私たちは、誰かに光を当てられなくても自分から輝くことができる」という理由からでした。
社員表彰の意図は、社員のヤル気を高めることです。つまり、それはコントロールです。
当時の社員さんは、僕のコントロールを必要としないまでに成長してのです。
自分たちで考え決め→行動し→行動の結果を振り返り、また次の行動を考え行動する…この一連を自分たちでできるようになっていたのです。
最も重要な評価は、常にお客様からの評価です。
これまでは、僕を通じ、お客様からの評価を社員さんに伝えていました。その集大成が社員表彰です。
僕がお客様の評価が意味するところを、分かりやすく編集し伝えていたのです。
社員表彰の廃止の提案を受け、DJができない寂しさを噛み締めながら、僕は気付いたのです。
僕は、太陽にスポットライトを当てていたのだと。
しょうがない。DJはプライベートで行うことにしました 笑
僕は、人に光を当てる経営は、社員さんが育つ過程では必要だと思います。
でも、やがて自分から輝きを放つことができるようになって欲しいと思っています。
いつまでも光を受けるのではなく、誰かを照らす存在に成長していかなきゃならないからです。
まあ、DJをやっている時はスポットライトを浴びたいですがね 笑
経営とは自ら輝きを放つ人を増やしていく営みなのだと思います。
というわけで、今日の記事はオヤジギャグで締めたいと思います。
社員はシャインです!
今日も素敵な1日をお過ごしください。