経営が上手く行っていない時、大抵、愉しんでいない
僕は30代の頃に社会活動家の後藤静香さんの言葉に出会いました。
『本気ですれば大抵の事はできる。本気ですれば何でも面白い。本気でしていると誰かが助けてくれる。』
上手く行かない時に、「自分は本気で取り組んでいるだろうか?」と自問自答しました。
後藤さんの言葉は真理だと思います。
そして今、僕はこう考えています。
『愉しんでいれば大抵の事はできる。愉しんでいれば何でも面白い。愉しんでいれば誰かが助けてくれる。』
愉しいは「楽しい」とはニュアンの違う、もっと深く集中している状態で「フロー」や「ゾーン」と僕は捉えています。
以前に、あるトップアスリートが深いことを言っていました。
「そもそも、どうやったらフローに入れるか?」と考えるとフローから遠ざかる。未来への変な期待も、過去への後悔も、他人の評価も気にならないくらいに愉しんでいる時にフローは訪れる」
深いですよね?
さて、企業に話を移します。
経営が上手く行かない時って、愉しんでいない時だと思うのです。
「そりゃ上手くいかなきゃ愉しめない」と言われそうですが、逆で、愉しんでいないから上手くいかないのだと考えるのです。
お客様に喜ばれることを愉しんでいるか?
そもそも全ての商売は「喜びの創造業」と言い換えることができると思います。
お客様の役に立つ、悩みを解決する、喜ばれるから必要とされ商売が成り立つわけです。
だからお客様に喜ばれることを愉しんでいる組織は強いのです。
人は喜ばれるのが大好きな生き物です。
お客様の喜びは自分たちの悦びとなり、次の行動のエネルギーになります。
だから、喜びの循環はモチベーションのエコシステムを生みます。
仲間に喜ばれることを愉しんでいるか?
人は関係性の生き物です。
以前に、ある学者に「その証拠に、人間にとって最も身近な娯楽はおしゃべりだ」と聞いたことがあります。
人と関わること、さらに言えば、他者から必要とされることが大好きなのです。
だから、日々、仲間に喜ばれることを愉しんでいると心が健全でいられるのです。
そして良好な人間関係は組織に多くの恩恵をもたらします。
創造性を高め素晴らしいアイデアを生みます。
チームワークが良くなり業務効率が良くなります。
その土壌は、仲間に喜ばれることをするというシンプルなものだと思います。
成長を愉しんでいるか?
人が働き甲斐を感じる要素の中に、自己成長があります。
できないことができるようになった。
人間的に成長した。
しかし自分の成長ってなかなか自覚できないんだよね。
だから組織ぐるみで自分たちの成長を確認する仕組みが大切です。
しかし、成長しているのに、足りない部分だけに目が行きカリカリ、イライラしている職場があります。
人の成長に希望が欠かせません。
ダメだから頑張ろうという動機は長続きしません。
もっと成長できるから頑張ろうという動機が人間の理に適っています。
さて、自社はどうでしょうか?
□お客様に喜ばれることを愉しんでいるか?
□仲間に喜ばれることを愉しんでいるか?
□成長を愉しんでいるか?
こうした愉しさの積み重ねの結晶が数値的な業績、そんな関係になっていると考えています。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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