いい会社にする方法はコンサルタントではなく社員さんが一番知っている
いい経営、いい会社にする方法は経営コンサルタントではなく現場の社員さんが知っています。
そもそも経営は「人の営み」です。
人間は100万年前から人の営みを行ってきました。
だから健全な営みを遺伝子レベルで知っていますし、人間にとって健全な営みは、そのままいい経営に直結します。
社員さんに聞いてみましょう。
今日はその方法を書きたいと思います。
僕は社内研修でお邪魔した時に、社員さんに「仕事で感じた喜びを教えて下さい」と聞きます。
すると、どの企業でも同じ答えが返ってきます。
大きく分けて「社内のこと」と「お客様とのこと」の2つが出ます。
社内のことに関しては…
「困っている時に助けてもらった時」
「逆に、困っている人を助け感謝された時」
「ワイワイガヤガヤ、アイデアを出した時」
「自分で決めて行動した時」
「みんなで力を合わせて目標を達成した時」
「自分の成長を実感した時」
概ねこんな事が出ます。
人としてとても健全だといつも感じます。
次にお客様とのことに関しては…
「お客様に感謝された時」
「お客様の期待を超える仕事ができた時」
「お菓子や旅行のお土産をいただいた時」
僕はいつも、人は他者に喜ばれるのが好きな生き物なんだなと痛感します。
「他喜力」という言葉があります。
他者を喜ばせる力、あるいは、他者の喜びを自分の喜びにする力と解釈されています。
僕は後者、「他者の喜びを自分の喜びにする力」と捉えています。
そして、他喜力がいい会社の真因だと考えています。
企業の繁栄はお客様や地域の支持なくして実現しないからです。
人は自分の悩みが解決したり、より良い生活・人生を送るために消費を行います。
その視点に立てば、すべての業種は「喜びの創造業」と言えと考えるのです。
だから、喜ばれることが好きな人がたくさんいる組織が繁栄するのです。
僕が思ういい会社では、こんなことが起きています。
仲間と共に、自発的にお客様に喜ばれる活動(商品・サービス開発、接客、企画など)を考え、お客様に感謝される。
本音で語り合え、切磋琢磨し成長できる。
困っている仲間を助ける、困っている時に助けを求めることができる。
どれも人として健全なあり方であり、これが繁栄の真因だと考えています。
そう考えると商売はシンプルです。
人が自然と望むことをやる事が繁栄の一番の道なのだから。
いい経営、いい会社にする方法は経営コンサルタントではなく現場の社員さんが知っているというのは、こういう事だと考えるのです。
社員さんに聞いてみましょう!
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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