仕事こそ最高の遊び。遊びの要素を知りインストールすれば仕事に夢中になる

以前に「ヤル気スイッチの押し方を教えて欲しい」と言われ困ったことがあります。
そんな便利なスイッチなんてないからです 笑
そして、そもそも「上司がスイッチを押す」という発想が違うと思ったのです。

僕は、部下のヤル気を引き出すのはリーダーの仕事ではないと思っています。
リーダーの仕事は、そもそも人間に備わっているヤル気が開放される「環境」を整えることだと考えています。

その環境にはいくつかの要件がありますが、最も大切な要件は、「本人がやりたいと思う」というものです。
シンプルでしょ。

子どもを見ると分かりますが、子どもが遊ぶのは「遊びたいから」に他なりません。

「遊ぶことで自分の身体が鍛えられる」
「子どもが遊ぶことで社会が元気になる」

なんて事を考えながら遊んでいる子どもは1人もいません 笑

遊びの醍醐味は次のようなものです。

1、変化がある…自分で決めてやったことで何らかの良い変化が生まれること
2、発見がある…つまりは簡単なことではなく奥が深いこと。
3、成長がある…1、2を通じ、自分が成長している実感が持てること

ちなみに面白いゲームにはこれらの要件が詰まっていると言われています。

子どもは最初からこれらを求めて遊ぶわけではなく、やっているうちに体感し気づくと夢中になっています。

さて、もうお気づきだと思いますが、上記の1、2、3は全て仕事で体感することができます。
そう、仕事こそ最高の遊びなのです。

それなのに、なぜ仕事を楽しめない大人がこんなにも多いのでしょうか?

□自分(たち)で決め考え行動しているか?
□自分(たち)でやった結果が見える仕組みがあるか?
□成長を確認する機会があるか?(必ず成長しているから)

一方、仕事には「意義」…何のためにするのか?が大切だと言われます。
これは、頭で考えることも大切ですが、やりながら実感するのが一番だと思います。
つまり、自分(たち)で決め考えやった結果、人や社会の役に立り喜ばれた時に、意義を肌で理解するものだと思います。

さて、こうした一連を、誰かにコントロールされるのではなく、自分(たち)でコントロールすることで持続的なヤル気を生みます。

ちなみに、他人がコントロールすると、いとも簡単に自発的なヤル気は消えてしまいます。

例えば、純粋に遊んでいる子どもに対し、「遊んで偉いね〜」と褒めたり、遊ぶことで報酬を与えたりすると、動機が「他者から評価され報酬をもらう」にすり替わり、内発的なヤル気が失われ遊ばなくなるそうです。
これを心理学ではアンダーマイニング効果と呼んでいます。

また、純粋に行為が楽しいし、行為に夢中になっているから成果が出るのに、最初から成果を要求し過ぎると遊びが義務に成り下がってしまいます。

仕事は最高の遊びだと思います。
遊びの要素が最大化する環境を整えることこそマネジメントの真髄だと思うのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです。

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