高付加価値経営の第一歩は創造的な人と組織づくりにあり
創造性はこれからの時代を生きる最も大切な要因だと考えています。
このようにサラッと書くと「そりゃそうだよね」とあっさり流されそうですが、私たちの想像以上の大事だと思うのです。
例えば、僕が尊敬する知人にお菓子屋さんを経営している方がいます。
社員数10名ほどのお店なのですが、とにかく地域に愛され繁盛しています。
他店と比べお値段が高いに関わらず大人気なのです。
以前に、スタッフの方に聞いた話ですが、ライバル店と比べ特段、違う原材料を使っているわけではないそうなのです。
こだわりがないわけじゃない。
ライバル店もこだわっていて差がないということね。
ところが同じ原材料を使っているにも関わらずお値段が10%ほど高いのです。
ヒヤリングの結果、おおよそ以下のような数値であると推測されます。
A店:売価=2500円 原価=1000円 粗利益=1500円
B店:売価=2800円 原価=1000円 粗利益=1800円
B店が僕の知人の店ね。
で、社員さんに聞いたのです。
同じマテリアル(原材料)なのに何で値段が違うの?
他店と何が違うの?
すると、「味、見た目、斬新さ、販売の企画力などが違う」とのこと答えが返ってきました。
なるほど〜
B店:売価=2800円 原価=1000円 粗利益=1800円
この利益の1800円は、言い換えれば、同店が創り出した付加価値ということなのです。
意味分かりますか?
同じマテリアルに乗っけた付加価値。
次に知人(店主)にどういう経営をしているか聞きました。
すると…
「スタッフの創造性が最高に発揮されることに細心の注意を払っている。」
とのこと。
創造性が付加価値の源というわけです。
さらに、「では、創造性が発揮されるために心がけていることは?」との問いに対し…
「人間関係が良い職場づくり。そして提案があればできるだけ挑戦できるようにしている。失敗は咎めない」
スタッフさんから受ける印象…「ご機嫌」「愉快」「ワクワク」の理由はこうした風土にあるのです。
そして…
この風土が創造性を生む
↓
顧客に喜ばれる付加価値を生む
↓
十分な収益があがる
↓
社員さんの賃金も上がる
こんな因果関係が出来上がっているのです。
創造性って大切ですよね。
これからは創造性を軸に経営、人材育成や組織のあり方を考えると良いと思ったのです。
何より仕事を通じ人生が豊かになるしね!
では、今日もご機嫌な1日をお過ごしください。
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