この3つの問いをチームに投げかければ課題解決力は飛躍的に高まる

会議には3つあると思います。

・リーダーの独演会
・1人ずつ順番に行う報告会
・豊かなアイデアが出る創発会

あなたの会社はどうでしょうか?

僕が経営してきた会社(新聞店)は今から20年ほど前、本当に会議が下手でした。
人によって喋っている事が違う上に、付箋を使わないからまったく整理がつかないんだよね。
そのうちイライラして険悪な雰囲気になり、さらに余計な発言が出て大混乱。
やればやるほど会社が悪くなる、そんな会議ばかりしていました。

それが変わったのはある社員が会議のやり方を学んでからでした。

先ほど、当社の会議では「人によって喋っている事が違う」と書きましたが、まずはこれが改善されました。
それだけで嘘のように課題解決力が爆上がりしたのです。

それは、奇しくも株式会社たくらみ屋の森本繁生から教えてもらったものと同じ、次の3つです。
(たくらみ屋は森本と一緒に僕も代表取締役を勤めています)

「何を」「何に」「どのように」

「何を」…現状(スタート地点)
「何に」…理想の状態(ゴール地点)
「どのように」…方法

何を何にどのように変えるのか?

当時の当社は、人によって現状の問題点を話していたり、人によっては理想を、また違う人は方法を語っているという状態だったのです。
そりゃ混乱してイライラするわな。

しかし、この方法をもってしても無意味に混乱することがありました。
それは「何を」…現状認識がちゃんとできていない時です。
これ、多くの組織で起きていると思います。

最も多かった認識ミスは、憶測で判断したことです。

例えばこんな感じ。

「お客様の間で当社の悪い評判が起きているようだ」
「社員の中に賃金に関する不満が出ているようだ」
「米澤社長が今度の町長選に立候補するようだ」←実話です(笑)

確かに、一部のお客様は当社に不満を持っていましたし、一部の社員は賃金に不満を持っていました。
そんな人たちは、大抵、「みんな不満に思っている」と言いますよね。

彼らが言う「みんな」を真に受けてしまうんですよね。

スタート地点がズレていたら計画が成り立ちませんし、憶測で右往左往する不安な日々を送ることになります。

「何を」「何に」「どのように」変えるのか?
「何を」…現状は、本当なのか?どういう事なのか?情報は十分か?

シンプルな思考法ですが、すごく効果が出るし、何よりも会議が楽しくなるから豊かなアイデアが生まれると思います。

お試しあれ!

それでは今日も素敵な1日を!

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