不適切な行動は「しない」ではなく「別の行動に置き換える」と直る
指示ゼロ経営に挑戦するリーダーの多くが一番最初に悩むのは「部下集団との関わり方」です。
「指示しちゃいけない」
「教えちゃいけない」
「褒めちゃいけない」
まずは基礎知識の確認。
なぜこれらの行動が「指示ゼロ経営にとって」良くないか、1つ1つ説明しますね。
まずは、指示命令。
言うまでもなく、指示命令すればするほど、それがないと動けない人になるからです。
指示しないと動かない部下を見て、「自分がしっかりせねば」なんて思い込んだら悪循環の始まりです。
指示しないと動かない→指示を出す→育たない→余計指示を出す、の悪循環ね。
次に「教えない」について。
教えるという行為は、相手から自ら学び課題を解決する機会を奪うことになりがちです。
相手から「?」が立ち上がり「知りたい」という欲求が生まれるのを待つことが大切だと思います。
そして立ち上がったら、リーダーにではなく仲間と学び合うことです。
アメリカ国立訓練研究所が提唱する「ラーニングピラミッド」によると、グループ対話や学び合いが最も学習効果が高まることが分かっています。
最後に、褒めないについて。
「なんでやねん?」って感じだと思いますが、褒める行為は立場が上の者から下の者に対し行われる行為です。
褒めれば褒めるほど上下関係が強化されてしまいます。
そして部下は「褒められるかどうか?」を行動の基準にします。
あやつり人形の誕生というわけ。
さて、こうした事実を分かっていたとしても、これららのことを「しない」というのが難しい。
そもそも人は、「しない」ことに耐えられない生き物です。
ダイエットのために「食べない」
禁煙のために「吸わない」…「する」ことは得意ですが「しない」は苦手です。
そういう時は「行動の置き換え」というテクニックがまあまあ役立ちます。
ある行動を別の行動に置き換えるというもの。
例えば、ダイエットで言えば、食べたくなった時に、従来の「食べる」という行動を「ストレッチする」に変えるのです。
結構有効な方法だと思います。
多くのリーダーが行動を置き換えて上手く行っています。
「指示しない」→「私にも分からない」と言う、
「教えない」→「仲間に聞けばどう?」と言う。
「褒めない」→「感謝する」
例えばこんな具合です。
置き換えの方法はたくさんあると思います。
「しない」ではなく「別の行動に置き換える」
やりやすい方法を見つけてみてはいかがでしょうか?
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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