小学校で習う道徳は、実は企業繁栄の最も大切な礎だった
毎年、この時期に親友5人で合宿をしています。
遠い地のリゾートに3日間ほど滞在し、普段とは違う感性で色んなことを考えるのですが、これがすごく愉しく、精神の深いところでの学習ができるのです。
今年は青森県の八甲田で行いました。
とても素晴らしい景色、しかも梅雨なのに快晴!
さて、合宿も7年ほどやっていますが、ついに「ある境地」に到達した感がありました。
それは、5人が「極めて当たり前のこと」しか言わないという事です。
熟達した人ほど言っていることが特に刺激のない、普遍的なことってありますよね?
それと同じ感じ。
「心を込めて仕事をする」
「喜ばれることをする」
「人間関係を大切にする」
てな具体で、まるで小学校で習うことです。
親友たちはその分野では有名人です。
ビジネス雑誌や書籍で紹介されたり、コンサルタントのセミナーのゲストで登壇することなど日常茶飯事です。
彼ら彼女らの特徴は、非常に付加価値の高い商売をされていて儲かっていることです。
そんな人たちが言うから、当たり前が企業繁栄の礎だと確信が持て、僕は嬉しいのです。
さて、僕の親友たちが大切にしている事が、なぜ繁栄の礎になるのでしょうか?
まずは親友たちの商売ですが、靴屋さん呉服屋さんスーパーマーケット、病院へのカーテンなどのリース業など、どこの街にもあると同時に、大手の進出の影響で衰退している業種です。
それにも関わらず、親友たちは浮き沈みが少なく安定した商売をされていることが特徴です。
その理由は、熱烈なファンに支えられているからです。
「あなたから買いたい。他では買いたくない。この街になきゃ困る」
と言われている。
別に昨年対比◯◯%UPの売上目標を立てていないのに、顧客が顧客を紹介してくれるから、特に宣伝もしていないのに顧客数が維持され経営が安定しているのです。
親友たちは合宿中に何度も言いました。
「収益を上げるよりも大切な事を実践し続ける」
正しく美しい生き方を最も大切にした結果、人に支持され利益が生まれるという構図です。
ただし、これは利益のための行動ではありません。
それが大切だからやっている、シンプルな動機なのです。
利益のために行動するいう考え方だと実践が続かないのです。
なぜならば、結果が出るまでにすごく時間がかかるから、より手っ取り早い方法に乗り換えてしまうからです。
そういうノウハウで溢れているし、「短期間で成果を!」なんて喧伝するコンサルタントも多いしね。
繁栄の礎を抜いて手法に走るから、すぐに調子悪くなるのです。
そして親友たちの会社のもう1つの特徴は
社員さんが心から仕事を愉しみ、最高の働きがいを得ている
ということ。
仕事の行為が幸福を創造し、幸福が次の行動のモチベーションになっている、エコシステムが稼働しているのです。
なんて素晴らしいことでしょうか?
心を込めて仕事をしているだろうか?
喜ばれることをしているだろうか?
人間関係を大切にしているだろうか?
親友たちとの合宿で、そんな問を自分に投げかけ内省したのでした。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
【指示ゼロ経営に初めて触れる方へ】
指示ゼロ経営って何? なぜ今の時代に必要なのか?どんな効果があるのか?
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また、僕が指示ゼロ経営を始める原体験と思いを綴った記事も参画にして下さい。
「指示ゼロ経営とは?」