組織の成長は、一緒に悩み考える仲間の数に比例する
僕は定期的に無料相談を行っています。
名前を、無料相談窓口「空」と言いますが、なぜ「空」なのか?と言うと、空っぽの状態で話を進めたいからです。
相談というと、相談者の相談を、僕が答えるというスタイルを想像されると思いますが、「空」では違います。
考える材料や事例をお伝えして、できるだけ一緒に「どうしよう、どうしよう」と考えるようにしています。
僕にも正解が分からない、その企業さんだけの正解があるからです。
さて、その相談窓口に、時々、社員さんからお申し込みがあります。
1年ほど前にはある会社の幹部3人が参加されました。
これが面白かった。
昔から三人寄れば文殊の知恵と言いますが、その時は、僕は考え方をお伝えしただけで、三人で考えていたら素晴らしいアイデアが出たのでした。
最後に、僕から1つだけお伝えしたことがあります。
それは…
「今みたいな事が、会社のいたる所で起きたらどうでしょう?」
その瞬間に、3人は大きく頷きました。
真理に気付いたのです。
つまりこういう事。
僕に相談したことを、仲間(部下)に相談すれば良いのです。
僕が提示したように、考え方や事例を紹介して、みんなで「どうしよう、どうしよう」と考える。
例え、その場で良い方策が生まれなくても、それができる事が組織にとって大きな成長なのです。
何とかしたいという思いを持って「どうしよう、どうしよう」と話し合えば、やがて素晴らしい知恵を生み出せるチームになると考えるのです。
しかも、時間とともに加速度的な成長を遂げるのです。
また先日は、ある会社の社員さん(1人)の相談を受けました。
僕は、話をお聞きして、「こんな素晴らしい社員さんがいるなんて、他所の会社の社長が知ったら羨ましがるだろうな〜」と思いました。
だって、経営者が悩むような事に悩み、経営者と同じ情熱で本気で考え、行動しようとしているのですから。
この会社は間違いなく変わるでしょう、
社員さんが一番、影響を受けるのは実はリーダーではなく、同じ立場の仲間です。
この方の純粋かつ情熱的な姿は、周りのメンバーの意識を変える力があると直感的に思ったのです。
おーい、Mさん、このブログ、読んでますか〜?(笑)
詰まるところ、一緒に「どうしよう、どうしよう」と考える仲間が増える事が組織の成長と言い換えて良いと考えるのです。
まずは、悩みや課題を仲間に打ち明けてみてはいかがでしょうか?
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