良好な人間関係の責任者は全員であると言い切るリーダーになろう
僕には「できれば避けるコンビニ」があります。
どういうコンビニかと言うと、スタッフがすごく不機嫌に働いているのです。
お店に入った瞬間に、こちらまで不機嫌になりそうなお店があるんです。
僕がそんなお店に行く理由は2つあります。
1つは、急いでいて他に選択肢がない場合、もう1つは不機嫌の原因を探りたいという探究心です。
と言っても、原因は自明です。
人間関係が良くないことが原因です。
今はまさに創造性と知恵の時代です。
三人寄れば文殊の知恵は豊かな人間関係のもとに生まれますから人間関係は企業の未来を決める一大事と言っても過言じゃない。
さて、その人間関係ですが、ドツボにはまる典型的なケースがあります。
それは、上司が仲介するケースです。
メンバー同士が直接話しをせずに上司を通すと真意が伝わらないし、疑心暗鬼が拡大するし、そのうち「上司はどっちの味方なのか?」なんていうややこしい事になります。
何よりも上司が疲弊しますよね。
上司に相当に高度な仲介力があれば別ですが、そんな能力がある人はほとんどいません。
いたら、そういう専門職に就いた方が良いんじゃないかとさえ思うのです。
別のアプローチが必要です。
僕は良好な人間関係は、誰かに依存していては実現しないと考えています。
良好な人間関係を創るリーダーは「全員」だと。
人の社会は「返報性」で成り立っていると言います。
返報性とは、相手にした事と同じことを相手が返すという法則です。
相手に優しくすれば相手も優しくしてくれる、辛く当たれば辛く当たってくるというシンプルな法則で社会は動いています。
人は誰だって、他人から優しくされたいはずです。
それを実現する最も確実な方法は自分から仲間に優しさを投げかけることです。
人間関係の良い職場って、どこもこの事実を共有認識として持っていて、「自らが働きかける」ことをしています。
逆に人間関係が良くない職場は、自分がすべきことを他人に依存しています。
職場で起きる全てのことはリーダーの責任と言われます。
それは真理なのですが、だからこそ人間関係の責任者は全員という認識をつくることがリーダの責任だと考えています。
最後に。
「戸が笑う」という言葉があり、僕が大好きな言葉です。
戸が笑っている会社、お店にしたいですよね。
それでは今日もご機嫌な1日を!
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