採用を変えれば、今ある問題のほとんどは解決する
先日、以前に僕の採用術セミナーに参加された社長が「自分の思いを求人メッセージに込めたら、待遇じゃなく思いに共感してくれる人が来てくれた。働きぶりも良い」と嬉しそうに教えてくれました。
僕もすごく嬉しかった。
またセミナーをやろうと思い、スライドを見返しています。
採用を改善した方が感じること…「採用を改善したら、社内の人に関する問題のほとんどが解決した」という現象が起こります。
これまでが何だったのか?と。
僕も経験しました。
今日の記事は見返す中で気付いたことを書きますね。
社内で起きる人に関する問題は様々です。
□いちいち指示をしないと動かない
□やり甲斐よりも待遇ばかりを気にする
□「それ自分がやらなきゃいけないんですか?」という態度
□挑戦意欲に欠ける
こうした問題の根本原因は「無いものを出せ」と要求することです。
例えば、自発性がない人に出せと言っても出ないのです。
(訓練で育ちますが、そんな訓練をする余裕は中小企業にはありません)
そもそも採用時に、あるか無いか?の確認をせずに採用するからこういうことになるのです。
さらに言えば、求人を出す時点で、持っている人を集めなきゃいけません。
では、どうすれば持っている人を集めるのか?
キーワードは「求人広告は書いた通りの人が集まる」です。
求人広告に限った話ではありませんが、書いた通りの人が集まる「引き寄せ効果」があります。
例えば、僕は新聞店の社長を務めてきましたが、本当に求人をかけても人が来ないんです。
そこで、終わりの始まりである「待遇が良いアピール」をしました。
賃金、福利厚生などを前面に出した広告を出しました。
すると、どういう人が来たか?
当然ですが「待遇に動機が偏った人」が来ますよね。
で、そういう人は働き甲斐には無関心だから、指示を出さないと動かないし、自分の仕事以外はしたがらないし、面倒なことを避けるから挑戦意欲に欠けるのです。
入り口である採用が重要。
ボタンの掛け違いを起こさないことです。
求人広告には、自社が実現したいと思っている姿、こんな働き方をして人生を豊かにしたいという思いを書くのです。
今は「心の豊かさ」の時代です。
待遇が関係ないわけではありませんが、働き甲斐、自己実現に関心を持つ人が確実に増えています。
ここで勝負すべきだと考えるのです。
さて、1年に2回だけ行う採用術セミナー、1回目を2022年3月26日(土)に行います。
不人気業種の新聞店で20年間に渡り研究開発したノウハウです。
✓自社の思い、理念に共感する人をたくさん集める
✓採用試験で「持っているもの」を見抜く
✓採用活動を通じ既存社員を育てる