経済の奴隷から解放された企業が、結果的に経済的な富を得ている
先日、友人がSNSで「コロナ禍で得たものは何ですか?」という投稿をして、多くの方が自分が得たものをコメントに書き込んでいました。
それら多くは、「本当に大切なことに気付いた」という趣旨だった。
家族との時間、自分と向き合う時間、健康、生活や心のゆとり…どれも人生を豊にするものです。
そういう方、多いんじゃないかな?
満員電車に揺られて夜遅くまで仕事をするのも、休日を返上して働くのも、本来であれば大切なこと、ものを大切にするためです。
しかし、その関係性、つまり目的と手段が入れ替わり手段が目的化してしまいます。
僕はその状態を「経済の奴隷」と呼んでいます。
よほど気をつけないと私たちは「経済の奴隷」になってしまいます。
企業ではいとも簡単に目的と手段がひっくり返ります。
例えば、理念、自己実現や個性の発揮、チームワーク、心身の健康…これらは幸福にとって欠かせない要件で、何ものにも代えがたい大事です。
しかし、これらが「収益を上げるための道具」に位置づけられている企業も結構あります。
本当に大切なこと、目的を手段にしてしまうのです。
だから経済の奴隷ってわけね。
僕は、この状態に悲観をする一方で、一縷の希望も見ています。
それは、働くことで幸福を得られないと、企業が衰退する可能性がある時代になったからです。
以前のようにタスクを積み重ねて成果が出た時代…大量生産・大量消費の時代は終わりました。
今は、とてもクリエイティブが求められます。
そのクリエイティブは幸福感から生まれることが分かっています。
働き甲斐や幸福感を持って仕事をすると、少し遅れて業績が良くなるという研究があります。
※とても分かりやすい記事を、友人の太田博見さんが教えてくれたのでシェアします。
「企業価値向上に寄与するのは業績が先?働きがいが先?1100万件超の社員クチコミサイトをAIで分析すると」
幸福感は、心身の健康、人間関係(チームワーク)、仕事の意義(社会の役に立っている実感)、自分で決められる事が多い、そんな要件で得られます。
つまり生きる上で大切なことを本当に大切にした企業が、社員さんの幸福感を経て好業績を得る時代になったと考えられるのです。
と、ここまで書くとやっぱり業績のために社員の幸福感が必要という文脈になってしまうから、僕もつくづく経済の奴隷なんだと気づくのです 笑
僕の父は亡くなる1ヶ月ほど前に、人間が変わりました。
俺の会社、俺の社員、俺の財産、俺の車…「俺の」と思って築いてきたもの、何1つあの世に持っていけないと気付いたからだと思います。
大切なことって何でしょうか?
一番大切にできているでしょうか?
今日も素敵な1日をお過ごしください。
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