経営の指針を「働きがい」に置き、高価値の経営を実現する
例えば、接客業において…
・基本的な接客もできないお店
・マニュアル通りの対応はできるお店
・その時、その場、その相手に応じた「おもてなし」ができるお店
今、生活者の消費感性がものすごく高度になり、統一されたマニュアル仕事では満足しなくなりました。
例えば、ファミレス。
ファミレスが誕生した当時、僕のような田舎者にとっては憧れのレストランでした。
行くと、「いらっしゃいませ~◯◯へようこそ」と統一された接客で迎えてくれる。
すごく感動したのを覚えています。
それが今は当たり前になり進化をしています。
店員さんによってですが、すごく気が利いたオリジナルの接客をしてくれる人がいます。
時代の変化を感じるのです。
そんな接客ができる人は、心からお客様に喜んでいただきたいと思っていて、仕事を愉しんでいる…つまり働きがいを感じている人だと思います。
働きがいが創造的な仕事を生む源なのは間違いありません。
では、働きがいはどのような環境で生まれるのか?
僕は、4つの要件が必要だと考えています。
1、心身の健康
2、仕事の意義
3、人間関係
4、自分で決められる
これらを同時に実現する経営の1つが指示ゼロ経営です。
ちなみに指示ゼロ経営とは僕が名付けたものですが、世の中、すでに自然と指示ゼロ経営になっている会社は結構あります。
指示ゼロ会社の特徴は、お客様や社会にとって意義深い仕事を、チームで協働して行っていることにあります。
そして、自分たちが何をするのか?を自分たちで決めて行動している。
これにより豊な人間関係が育まれ、心身ともに健やかな毎日を送っています。
お客様や社会のお役に立った時の充実感、自己肯定感は格別です。
仕事が「愉しい」(楽じゃないが)
大量生産・大量消費の時代が終わり、量より質の時代に入りました。
創造性の時代であり、それを支える働きがいを経営の指針に置くことが重要だと思うのです。