計画が「絵に描いた餅」で終わる体質に終止符を打とう

その社長は研修が始まった瞬間に、まさに絶望とも言うべき表情を浮かべていました。
50代前半の男性社長なのですが、悔しさからか目が真っ赤になっていました。

僕は、彼の目を見つめ、静かに頷きました。
「大丈夫だから」というサインです。

何に絶望したのかと言うと、その研修のわずか3日前に経営計画発表会をしたばかりなのに、社員さんの誰1人として来期のスローガンすら言えないのです。

社長が心血を注ぎ作った計画書の、何1つ理解していない…
裏切られた思い、孤独感、人材レベルの低さ…泣きたくなるのも当然のことです。

しかし、なぜ僕が彼に「大丈夫のサイン」を送ったのか?
それは、大丈夫だからです。

社員さんが悪いわけじゃない、社長の人格に問題があるわけじゃない。
「前提」がおかしいからこんな事になるのです。

社員さんが経営計画を他人事なのは、「作成に参画していないから」です。
「人は参画した分だけ物事を自分事にする」という原則を外していたからです。

さらに、その計画書には3年後の「会社の姿」しか書かれていませんでした。
社員さんの未来の姿がないのです。
社長に悪気があったわけじゃない。
社員さん1人1人の理想の未来の姿なんて、本人にしか分からないから、社長には想像できないから書けないのです。

人は自分が登場しない未来には関心が持てません。

前提が違うとはこういうことです。

研修では、社長が作った計画書をもとに、ある方法で社員さんに未来づくりに参画してもらいました。
同時に、未来の自分の姿、豊かさと充実感を満喫している理想の姿を描いてもらいました。

しかし、新たな課題が浮き彫りになりました。
それは、理想を描いたは良いが、「絵に描いた餅」で終わってしまうという予感です。

同社では、計画が絵に描いた餅で終わってしまうことが常態化していました。

そこで、研修ではたくらみ屋の相棒、森本繁生が「絵に描いた餅を食える餅に変える」思考法を伝授します。

わずか2日間で、「これは実現できそう」というリアリティ溢れるたくらみに変わりました。

研修終了後、社長は憑き物が取れたように明るい表情をしていました。
何よりも、社員さんの自信に満ちた顔が忘れられません。

研修後、その後の様子をお聞きしたら「新たな課題に直面しているが、自分たちで解決できそうだ」という嬉しい言葉が返ってきました。
まさに理想的な指示ゼロ経営です。

ここまでまとめると…
□参画すると自分事になる
□自分が登場する未来には関心を持つ
□考える道具があると、絵に描いた餅は食える餅に変えることができる。

僕と森本繁生は、このプログラムを4年間かけて開発しました。
一部の企業さんで導入し効果を確認、いよいよ2022年から全国に開放します。

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