モチベーションが再生産されるシステムを社内につくる

僕は自分の会社が指示ゼロ経営になってからというもの、一度たりとも「社員のヤル気を引出す」ということはやっていません。
それどころか「褒める」「叱る」ということもやっていません。

こう言うと信じてくれない人もいますが本当です。
その理由は必要ないからです。

その証拠に、社長という立場の方は誰に褒められずともモチベーションを維持していますよね。
身近で叱ってくれる人もいないことが多い。
別に社長が人間的に優れているからとか、そういう違いがあるわけじゃない。
環境が違うだけで、その環境を整えれば社員さんだってヤル気を引き出すなんてことは不要になります。

その環境とは?…という話の前に、そもそもなぜヤル気を引き出さない事の意義について。

他人から刺激されて発動したヤル気は、刺激する人がいないと維持できません。
「ウチの社長はヤル気を引き出すのが下手だ」なんて社員が出るかもしれません。
甘えちゃいけませんよ。
社会人がスーツを自分で買うのと同じでヤル気は自分で出すものです。
社長はヤル気を削がない、邪魔をしないことだけです。

他人からヤル気を刺激されると自発性が阻害されることも分かっています。
以前の記事に詳しく書きましたので参考にしてね。
「頑張っても成果が出ない、愉しんだ時に成果が出る」

ヤル気を引き出すなんてことはしない方が良いわけですが、じゃあ、どうすれば自らヤル気になるか?という話です。

そのヒントは、社長が勝手にヤル気になる環境にあります。

□自分がやっている事業の意義を知っている(顧客や社会の役に立っているという実感)
□自分で決められることが多い(全部を決められる)
□全ての情報を持っているため、自分で決めて行動したことによる結果(変化)を確認できる
□がんばり次第で自分の報酬を上げることができる

つまり、自らの行動が生み出した結果が次なるモチベーションになっている…ヤル気の再生産が起きているのです。

これと同じ環境を整えれば社員さんだってヤル気を再生産します。
されに、ここに「仲間と協働する楽しさ」が加われば最強です。

仕事の行為そのものから喜びを得ることができれば実現する世界です。

さて、もうお分かりだと思いますが、この環境「社員を子ども扱いしない」という考え方に基づいています。
手法は様々ありますが、この考え方があれば自立した人間は育つはずです。

ヤル気を引き出す仕事から解放されると、すごく楽しくなりますよ。

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです。

それでは良い1日を!

 

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