社員の「忙しくてできない」に社長はどう対応するか?

やりたくても出来ない理由がある

社長は新しい取り組みにヤル気満々、でも社員さんは尻込みをしているケースが多く見受けられます。
そして、現場からはこんな声が。

「分かっちゃいるけど忙しくてできない」
「分かっちゃいるけど難しい」

大抵、こんな理由が現場から出て頓挫します。
経験ないですかね?

そんな時、つい「甘ったれたこと言ってんじゃねぇよ」と言いたくなりますが辛抱、辛抱。
怒られて動いたら、それは自発的、自律的とは言えません。
次も怒らないと動けない組織文化が強化されるだけで、長い目で見ると大損です。

たくらみ屋では「人は善良である」を基本的な人間観としています。
善良であるが故に、できない理由が出て行動を滞らせてしまうと考えるのです。
で、あるならばその理由を自分たちで考えて解決してもらうのがベストだと考えるのです。

3つの出来栄えが行動を変える

その基準となるのが「3つの出来栄え」です。
※出来栄え=目標ですが、目標と表現した瞬間、不思議なことに窮屈になるので出来栄えと表現しています。

1、望む姿(数値であったり、状態であったり。※望んでいるかどうかが重要)
2、時間創出の出来栄え
3、成長の出来栄え

先程の、「分かっちゃいるけど忙しくてできない」は2、「分かっちゃいるけど難しい」は3に対応しています。

1の出来栄えしか考えていないことって多いんですよね。
だからスタートした後に2と3の問題が出るのです。

経営者からすれば、「時間がないなら作れば良い」「能力がないなら高めれば良い」と簡単に思ってしまいますが社員さんはそうではありません。

十分に育つまでは3つの出来栄えがあるということを共有し、自分たちで考えてもらうことが大切です。

最初はしっかり対話し、見守ること。
やがて自分たちの力で物事を達成する愉しさを味わえば、そこから先は自分たちで走れるようになると思います。

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