挑戦意欲が低い社員がいる原因を、本人のせいにしていたら永遠に解決しない
人が育つためには「やってみたい」「挑戦したい」という意欲が欠かせません。
これなくして、どんな知見もノウハウも活きません。
例えば、よく親が子どもの塾通いを独断で決めることがありますが、大抵、成績は伸びません。
子どもが自分で必要性を感じていないのだから。
僕には痛いほど経験があります(笑)
最悪なのは、成績が伸びないの見て子どもを責めるとヤル気は「根こそぎ」絶たれてしまうこと。
こうなるとリカバリーに相当な時間とエネルギーを要します。
では、どうすれば「やってみたい」という意欲が生まれるのでしょうか?
意義を知る、自分にとってメリットがある、様々だと思いますが、最も根源にあるのは「楽しそうだから」ということだと考えます。
ここ重要。
この考え方で世界的バイオリニストを輩出しているのが才能教育研究会(スズキ・メソード)です。
実は、僕の息子(2021年時点で大学生)が保育園の頃から中学を卒業するまでにお世話になりました。
僕は驚きました。
入会しても、息子は一向にバイオリンの練習をしないどころか、毎回、挨拶の練習しかさせてもらえないのです。
代わりに、妻が熱心に練習していました。
しかし、1ヶ月ほど経った時に、その意図が分かったのです。
妻が楽しそうに弾いているのを見た息子が「僕にもやらせて」と言ったその瞬間、初めてバイオリンが手渡されるのです。
才能教育研究会の考え方は「母語教育法」が基礎です。
私たちが母語をマスターする第一歩は、家族が楽しそうに会話をしているのを見て、自分も輪に加わりたいと思ったからです。
そのプロセスをバイオリンに応用しているというわけです。
さて、職場に目を向けてみましょう。
ある小売チェーンでは、店長を目指す人がいないという課題を抱えていました。
その原因はもうお分かりですよね?
店長が疲弊して胃が痛い顔をしているのを見ているからです。
当初、挑戦意欲が低い若手社員の教育に手をつけましたが、そこじゃないんです。
店長が愉しく仕事ができるように環境改善をしたら問題が改善しました。
さて、あなたの会社はどうでしょうか?
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