仲間の「過去・現在・未来」を知ることがチームワーク向上の要諦

その昔、エジソンは「1%の閃きと99%の努力」と言いました。
閃きがなければ努力はしようもない。
逆に、閃きだけでは絵に描いた餅で終わってしまう。

アイデア+実行…両方が大切、両方が揃って絵に描いた餅が食える餅に変わるのだと思います。

チームワークが良い組織では、閃きが起きやすい上に協働に裏打ちされた実行力があります。
他方、良くない組織では、会議中、メンバーが黙って机を見つめています。
常に緊張した空気が漂います。

発言をしないので、1人づつ順番に発言をさせることもある。
でも、その発言は当たり障りのないものばかりで、本当に話し合わなきゃいけない根本課題は出ません。

協働も良くなく、自分さえできれば良いという態度で助け合いません。
そもそも自分の目の前のことしか見えておらず、全体視点に欠けていることが多い。

そんな状態になっている組織も結構あります。
なによりも僕はリーダーの悩みはいかばかりかと思います。

どうすればこんな状態から脱却できるのでしょうか?

発言を妨げるのも、助け合わないのも、そこに「変な緊張」があるからです。
こんな発言をしたら嫌われるかも、笑われるかも、助けても喜ばれないかも、拒絶されるかも…
そんな恐れから身を守るために殻にこもるのです。

僕は、秘訣は「初対面から親友になるまでのプロセス」にあると考えています。
大親友でも最初は赤の他人だった。
出会った時は、まだ本音では話せなかった。
付き合いが深くなるにつれ互いへの信頼が芽生え、本音で話せるようになっていく。
お節介だと思われても、相手を思い支援することができる。

そんなプロセスで親友になっていくじゃないかな?

さらに、そのプロセスで起きていることはこれ。

「相手の過去、現在、未来を知る」

人が今、持っている価値観って過去の経験…失恋、挫折、出会いなどから紡がれます。
「ああ、アイツの思いって昔のこんな出来事から生まれたんだ」と共感することってありますよね?
これが過去と現在を知ることです。

そして、そんなアイツだからこんな夢を描くんだなと未来を共有することで、応援したい気持ちが芽生えます。

実は、チームワークって業務と関係のないところで醸成されるのだと思います。

僕がこうしたワークを企業研修で行いますが、想像以上の効果を得ています。

是非、時間を作って、リラックスした雰囲気でやってみてはいかがでしょうか?

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