任せたつもりが「手がつけられない組織」になってしまわないように
今日のブログは保存版です。
これから自律型組織を目指す方は是非、ブックマークしてください。
リーダーとメンバー、双方の成熟度合ったスタイルを取らないと手がつけられない組織になってしまう危険性があります。
今日の記事では、いきなり任せることで起きる崩壊と、そうならないための段階を踏んだチームの成長について書きました。
成熟したチームのスタイルをいきなり目指してはいけない
チームが真に成熟すると、リーダーは集団の外にいて見守るようになります。
一見するとリーダーは楽チンになれそうな気がしますよね?
ハッキリ言いますが、相当な覚悟が要ります。
その理由は、このスタイルだと、リーダーのコントロールが効かなくなる上に、組織がリーダーの想像を超えた規格外の活動をするので不安になるからです。
(だからこそリーダーの能力以上の革新が起きる可能性がある)
リーダーの覚悟とともにメンバーの成熟度も必要です。
依存しない自立性とともに十分な知識やスキルが求められます。
リーダー、メンバー、両者の自立が揃い実現する世界なので、未熟な場合は踏み入れてはいけない世界です。
未熟なまま踏み入ると取り返しのつかない混乱に陥る危険性があります。
社員さんにはまだ十分なスキルも経験もないのに任されるので非常に苦労をします。
その分、メンバー間の結束は強まりますが、任せたリーダーを恨むようになるかもしれません。
そして、そこにリーダーは不在なので結果的にリーダーは孤独に陥ります。
そして自分の存在価値、存在意義を見失い心を病む人もいます。
このスタイルは成熟の最終形態と位置づけ、段階を踏んで到達する領域と心得ることが大切だと考えます。
まずは自分も集団の中に入り活動する
リーダーも集団の中に入り、上下関係なく一緒に活動をするスタイルをまずはやるべきだと考えます。
このスタイルのポイントは「上下関係なく」ということです。
上下関係が残っていると、結局リーダーが仕切ってしまうことになりますし、メンバーはリーダーに依存します。
指示ゼロ経営では、このスタイルで成功している方が多いです。
特に規模の小さな会社では。
このスタイルでは「任せる」という事がなくなります。
自分もプレイヤーだからです。
ここから段階を踏んで、自分とチームが成長します。
僕が大好きな金言に「子育て四訓」があります。
1、乳児はしっかり肌を離すな
2、幼児は肌を離せ、手を離すな
3、少年は手を離せ、眼を離すな
4、青年は眼を離せ、心を離すな
まさに、この段階を踏んで「眼を離す」=「集団の外にいて見守る」という段階に到達するのだと思います。
これから自律型組織を目指す方は、まずは、今のチームにしっかりと関わることが大切です。
そこでエネルギーが蓄えられれば、その先は非常に順調にチームが自立していくから。
つまり組織はリーダーの器とともに成長するということです。
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