人はそもそもポンコツ。だから、皆で力を合わせてやって行こう
リーダーが自分のポンコツを認めメンバーに「自分の力じゃ無理だ」と伝えたことで組織が活性化する事が多くあります。
リーダーって「自分はできる」を演出してしまいますよね。
いや、実際にできる人が多い。
社員さんと比べると。
しかし、このVUCAの時代をⅠ人で乗り切れるほどにできる人はほとんどいません。
方向性と戦略を示し、適材適所に人材を配置し、部下にモチベーションを与え、的確な指示を出し、部下の相談に乗り、そんなことを1人でできる時代じゃないんです。
しかも、できる演出がメンバーとチームの活力を奪います。
・リーダーが正解を知っているという雰囲気を出す→メンバーは自分で考えなくなる→リーダーが考える
・リーダーが熱弁し伝える→メンバーは参画不足により伝えたことを理解しない→より熱弁する
・メンバーが育たない→リーダーが頑張る→メンバーは依存する→育たない→リーダーが頑張る
人と組織が成長しない悪循環ですよね。
「人はそもそもポンコツである」というたくらみ屋オリジナルの「P理論」があります。
(マクレガーのX理論、Y理論を発展させたもの)
非常に実用性が高く、「人はそもそもポンコツなんだから、みんなで力を合わせよう」というシンプルな行動原理をベースにしています。
たくらみ屋では多くの経営者を見てきて、これほどまでにシンプルかつ、今の時代にマッチしたリーダーシップの法則はないと思っています。
P理論を実践するのは勇気が要りますが、実践した組織は非常に活性化します。
例えば、度々、僕のブログで紹介する、岩手県一関市の京屋染物店では、蜂谷悠介社長が「リハーサル無しで社長をやっている。自分にも何が正解か分からないんだ」と社員さんに伝えてから組織が活性化しました。
ある社員さんは「社長が無能になった」と嬉しそうに言っていました。
最上級の褒め言葉です。
僕は、経営とは組織全体のエネルギー値を大きくする行為だと考えています。
リーダーが見せかけのエネルギー値を大きくすると組織全体のエネルギー値は下がります。
リーダーが自分のP(ポンコツ)を認めると全体が上がります。
人はそもそもポンコツである。
だから、みんなで力を合わせよう。
P理論はとてもシンプルな行動原理なのです。
それでは今日も、あなたの自然な姿で1日を送りましょう!
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