教育すれば変わるものと、決して変わらないものを見極めた上で採用する
中小企業でも採用試験は必須である
先日、久しぶりに採用セミナーを行いました。
僕のセミナーは「指示ゼロ経営マスタープログラム」「賃金制度セミナー」「採用セミナー」の3部作から成るのですが、この中で一番、重要でありながら不人気なのが採用セミナーなのです 笑
よく「採用を変えたら会社が劇的に変わった」という話を聞きます。
僕にも経験があります。
もし、今、こんな問題を抱えていたら採用のやり方を改善する必要があるかもしれません。
・社員さんが指示命令されないと動けない
・ヤル気が持続しない
・成果に対する意識が希薄
・仲間同士、助け合わない
・考える力が弱い
これらの力は、会社の未来を創るポジションには必須の要件だと考えています。
もし、そのポジションにいながら、これらの力を持っていないと大変なことが起こります。
持ってないものは出せと言われても出ません。
それを出せと要求されても相手は困るだけ、互いにストレスを抱えることになり、トラブルで退職することが多くあります。
リーダーからすれば期待が裏切られ悲しいわけですが、そもそも力を持っているかどうかを確認しない自分の責任です。
自分のためにも会社のためにも、そして何よりも相手のために能力を持っているかを確かめることが欠かせないと考えるのです。
確固たる人生観を持った人を採用する
能力の中には訓練次第で比較的、短期間で身につくものと、そうでないものがあります。
まして「意識」は生きてきた年数をかけて醸成したものだから、変わるとすれば、よほどインパクトが大きな出来事を体験するか、同じ年月を要すると思った方が良いと考えます。
さて、先程の…
・社員さんが指示命令されないと動けない
・ヤル気が持続しない
・成果に対する意識が希薄
・仲間同士、助け合わない
・考える力が弱い
これらの状態になっている根本原因は「職業観」「人生観」です。
どのように生きるか?から派生した、どのように働くか?…そんな観念で日々の行動は決まります。
例えば、僕が知るある会社の女性社員は、非常に素晴らしい働きぶりですが、それは確固たる人生観から紡がれたものでした。
彼女は若くして両親を亡くしています。
しかも、死に目に会っているのです。
その時に、目の前で見た「死」が、いつか自分にも訪れることをリアルに感じたそうです。
それから生き方が変わった。
働き方も変わった。
「生きている時間を目一杯充実させよう」と。
採用においては、求職者がどんな思い、価値観を持っていて、それが生まれた経験や体験を聞かせてもらうことが大切だと考えています。
勿論、プライベートなことなので強制はできませんが。
採用で最も怖いのは「入社してから教育すればいいや」です。
それができるのなら、今すぐ人材育成会社を立ち上げるべきです。
絶対に手を抜いてはいけないと痛感しているのです。
採用セミナー、次回は来年開催します。
是非、学びに来て下さいね!